石井裕也監督最新作に清 竜人書き下ろし曲主題歌提供
清 竜人 | 2011.02.15
商業映画デビュー作『川の底からこんにちは』がスマッシュヒットを飛ばし、ブルーリボンの監督賞を受賞した今業界大注目の石井裕也監督が、光石研を32年ぶりの主演に迎えた最新作『あぜ道のダンディ』を制作。その映画の主題歌に清 竜人が本作のために書き下ろした「ホモ・サピエンスはうたを歌う」が決定した。同曲は映画のラストを締めくくるにふさわしい温かい楽曲。清 竜人が映画主題歌を手がけるのは今回が初となる。
楽曲は映画の脚本から清が着想を得て作詞・作曲をし、レコーディングには映画キャストである光石研、森岡龍、吉永淳、田口トモロヲがクラップハンドとコーラスで参加したもの。
光石研は自身が出演した『セーラー服と機関銃』で「ひょうたん三銃士」として柳沢慎吾、岡竜也とともに「SENSATIONAL HIROKO」のレコードリリース以来29年ぶりのレコーディング参加。森岡龍、吉永淳はもちろん初めての参加。ミュージシャンでもある田口トモロヲは本領発揮のレコーディングとなった。
清 竜人コメント
◎映画を観て
ぼくの目に映った主人公(宮田淳一=光石研さん)「暗澹とした毎日の中、一縷の望みすらなく、むしろ生きることに希望など不必要だと言わんばかりの男」←(少しデフォルメ気味、そして平日の昼間の銭湯でよく見かける気がする)。
独特な面構え←(2枚目)で素敵だと思います。
ぼくには、まだ夢がいっぱいあります
◎初めて主題歌を書き下ろしてみて
映画のストーリーと、その当時の自分の頭脳とが、なにかリンクする部分もあり、非常に言霊の宿った歌詞、音霊の宿ったメロディーに成っているのでは、と思います。
◎光石さんら映画出演者が参加した完成楽曲をどう思うか
ぼく個人的に、今まで自分が制作した楽曲の中でも1、2を争うほど気に入っていて、それはキャストの方々のお力添えあってこそだったと心から思います。
ぼくだけの声では成り立たなかった楽曲、主題歌だったと思います。