コブクロ、一足早いXmasプレミアムライブ開催!クライマックスは生声で熱唱
コブクロ | 2013.12.10
コブクロが、東京国際フォーラムAでクリスマスライブを行った。東京ではホールで単独公演をやるのはなんと8年ぶり(最近はずっと武道館や埼玉などアリーナ)のこと。会場内のロビーには、サンタとトナカイの恰好をしたコブクロの着ぐるみが登場して、訪れた観客を楽しませた。
ライブがスタートし、「ちょっと早いけどメリークリスマス!」と、小渕がMCで叫べば、サンタ衣装やトナカイの恰好をしたミュージシャンたちも舞台上に姿を現す。今回の公演の倍率はなんと15倍という超難関だった。それもそのはず。プレミアムというだけあって、内容はすべて小渕、黒田の2人で考え、今回は歴代のコブクロのアルバムからそれぞれ1曲ずつ、最近では特に演奏していない曲をセレクトした、いつもとは大きく違った選曲だったのだ。
しかしMCは相変わらず絶好調。この日、小渕が履いていたスカートに黒田が注目して、いじりながらも、おすぎとピーコの物真似を披露。191cmのお客さんとは、「俺はその気持ち、わかるよ!」という話で盛り上がった。シャツの長さが足りない話、ネクタイが短く見える話に、「わかるよ!俺はわかるよ!」を連呼!そして、小渕もうれしそうに、「コブクロの平均身長は181cmです!」と訴えた。
「どういうプレミアムにしようかと考え、全アルバムから1曲ずつ、久々にやる曲を集めた。来週リリースの『One Song From Two Hearts』に先駆けて、アットホームで楽しいライブをしたかった」と小渕は話した。
アルバムのリードトラック、「今、咲き誇る花たちよ」では「世界という大きなテーマを歌った。でも、みんなの中にも咲かせて欲しい小さい花もある」と小渕。そんな、メッセージ性のあるMCの後、黒田が最近飼い始めたラブラドールレッドリバーに黒田が噛まれ、まさかのオチにお客さんも、小渕も大爆笑だった。
アルバム『One Song From Two Hearts』では、出来立てホヤホヤのCDの話を、なんと黒田は客席で拝聴。小渕がお客さん、そして黒田に向けて、今作のこだわりの一つである歌詞カードの話など熱弁を振るう。さらに、小渕も客席に降りていき、一緒に盛り上がった。
「今年はいろいろとありました!ツアーができたり、アルバムができたり!みんなと一緒に走ってきたので、本当に楽しかったです!」と充実した今年を振り返る小渕に、お客さんからあたたかい拍手が湧き起こった。
そして、なんといってもクライマックスはPAなど音響設備を一切使用せず、2人で歌ったアンコールの「One Song From Two Hearts」。5,000人以上いる会場の最後尾まで、しっかり生声を届けた2人のパフォーマンスは、結成15年目にして原点回帰となった2013年の象徴だった。終了後オーディエンスは総立ちになり、拍手が鳴りやまなかった。
コブクロは、この余韻が冷めやらぬまま、来週12月18日に4年4カ月ぶりのオリジナルアルバム「One Song From Two Hearts」のリリースする。
リリース情報
One Song From Two Hearts(初回生産限定盤)[CD+DVD]
発売日: 2013年12月18日
価格: ¥ 3,429(本体)+税
レーベル: ワーナーミュージックジャパン
収録曲
1. (Are you all set?)
2. One Song From Two Hearts
3. 紙飛行機
4. リンゴの花
5. ダイヤモンド
6. SPLASH
7. 未来切手
8. モノクローム
9. あの太陽が、この世界を照らし続けるように。
10. GAME
11. 流星
12. Blue Bird
13. LIFE GOES ON
14. 蜜
15. 今、咲き誇る花たちよ