SHINee、2度目の日本全国アリーナツアー、大盛況で終了! 22万人動員!!
SHINee | 2013.12.26
6月26日にセカンドアルバム『Boys Meet U』を発表したSHINeeは、6月28日から2度目の全国ツアー『JAPAN ARENA TOUR SHINee WORLD 2013 ~Boys Meet U~』を開催。約7ヶ月に渡って行われた本ツアーが、12月24日、25日の代々木競技場第一体育館公演でいよいよファイナルをむかえた。
会場がSHINeeのイメージカラー、パールアクアグリーンのペンライトの光に埋め尽くされる中、「Stranger」からライブはスター ト。パワフルな歌とダンスを見せるメンバーにファンの大歓声が巻き起こる。「JULIETTE」を披露するメンバーからは、ものすごい気迫 が伝わってくる。メロディアスな「Replay-君は僕のeverything-」でのダンスの溜めなど、さらなる表現力の高まりを実感させられた。「LUCIFER」では迫力を増したダークでパワフルな 世界観を見せ、また、「I’m with you」「1000年、ずっとそばにいて…」といったミディアムテンポのナンバーでは、5人のボーカル力でファンを惹き付ける。「Sunny Day Hero」は、会場全体でジャンプして盛り上がり、「Why So Serious ?」では熱くパワフルなパフォーマンスを見せていく。6月のツアー初日のときとは、歌、ダンス、5人のコンビネーション、全てにおいて上回っているのを痛感した。5人の成長ぶりは相当なものがある。
ファンタジックなアニメーションの映像のあと、ステージセットも映像と同じくマジカルワールドにチェンジ。パーティーロックチューンの「Kiss Yo」でメンバーは滑り台を滑り、「START」ではキックベースや自転車、三輪車に乗ったりと楽しさ全開。そうした中、 オンユだけクリスマスツリーの着ぐるみでニコニコ歌っていたのが、なんともユニークなキャラの彼らしい。
キャッチーなエレクトロダンスチューン「Dazzling Girl」では、躍動感あふれるパフォーマンスを披露。途中、サンタクロースの衣装に早着替えをしステージに飛び出してくるという、クリスマスならではの華やかな演出も用意されていた。
中盤では、力強いミディアムチューン「Fire」を披露。5人は高くリフトアップしたセンターステージから歌を会場中に届けていく。サビのファルセットの伸びやかさは、大きなモニターに映された大空のような広がりを感じさせた。シンプルなサウンドのスローチューン 「MOON RIVER WALTZ」の5人の落ちついたボーカルは、会場全体をやさしく包むような包容力すら感じさせた。
高揚感に満ちたアップチューン「DREAM GIRL」からライブは後半戦に突入。マイクスタンドを使った5人のダンス、ハンドマイクを投げてキャッチするテミンのムーヴもますます磨きがかかっている。炎が立ち昇る中、歌われたのは「BURNING UP !」。力強く歌いながらステージを駆け回るメンバー。そのタフさに驚かされた。パワフルなビートが鳴り響く「Amigo」の間奏で見せた鋭いダンスも切れ味抜群。大きな爆音から歌われたのはハードなエレクトロチューン「Breaking News」。歌もダンスもとにかく激しく、会場のテン ションも大ヒートアップしていく。そして「この冬、みなさんに届けたいバラード曲です」というミンホのMCから最新シングルのカップリング楽曲「Colors of the season」が披露される。5人がステージに横並びになり、雪が降る中、心からのラブソングを力強くやさしく歌い上げていく。ファンの気持ちを惹き付けてライブ本編は終了した。
アンコール1曲目は、米ビルボードが“2013年最高の振り付け”と称賛した「Everybody」の日本語バージョンを初披露。大歓声に包まれる中、メンバーは気合いたっぷりの歌とダンスを存分に見せていく。SHINeeの魅力が存分に詰まった、正確でいて勢いを感じるダンスのフォーメーションは圧巻。歌い終えたあとのMCでオンユが思わず「体力の限界だよ」(笑)とこぼしていたが、それも納得してしまう快心のパフォーマンスを披露した。
その後、オンユとジョンヒョン、キーとミンホとテミンの2組に分かれて左右のトロッコに乗り込み、アリーナを回りながら「SHINee World」「Run With Me」をファンのど真ん中で歌っていく。会場中から巻き起こる声援に、全力で応える5人の姿が印象的だった。ステージに戻った5人は、キーの「このままの勢いでいきますよ!」という声から、12月にリリースされた最新シングル曲「3 2 1」を披露。ファンのハンドクラップとともに活き活きと歌っていくメンバー。そして、興奮の会場をさらに熱くさせたのは「Sherlock」。5人は、パワフルなビートに乗せて渾身の歌とダンスを届ける。サビで見せるロングステップの振りはかなり痛快。パーフェクトなパフォーマンスであった。
最後のMCでは、「熱く応援してくださってありがとうございました」(オンユ)、「ツアーも最後で緊張もあったけど、楽しかったです」(ジョンヒョン)、「みなさんのきれいな笑顔が見れてうれしかったです」(テミン)、「たくさんの人が来てくれてありがとうございます。代々木最高!」(ミンホ)、「僕らの音楽を好きな人がこんなにいてくれてうれしいです。毎日最高です!」(キー)と、それぞれがライブの感想を語った。
ラストナンバーは、8月に発表したシングル曲「Boys Meet U」。5人はステージからボール投げをしながら、楽しい雰囲気を作り上げてライブを締めくくった。最後にジョンヒョンが語った「なにがあってもこの5人で突っ走っていきます」という言葉には、現在のSHINeeの自信、そしてメンバー同士の強い信頼を感じさせるものがあった。
約2時間30分、全30曲という大ボリューム。激しいダンスチューンからバラードまで、緩急をつけながら全く飽きさせないライブをやりきったSHINee。これだけのショーを、MCも少なく、歌とダンス中心で見せていくのは相当のスキルと体力が必要だ。それだけの力が今のSHINeeにはあるということを、彼らはステージで見事に証明してくれたのだ。まさしく2013年のSHINee の集大成であり、そしてこれからも、もっと激しく楽しいショーを見せてくれるに違いないと実感できたライブだった。
【文:土屋恵介】
リリース情報
3 2 1(初回生産限定盤A )
発売日: 2013年12月04日
価格: ¥ 1,886(本体)+税
レーベル: EMI Records Japan
収録曲
CD:
M1.3 2 1
M2.Everybody [Japanese ver.]
M3.Colors of the season
DVD:
T1. 3 2 1 Music Video
T2. 3 2 1 Jacket & Music Video Shooting Sketch