公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>6月1日(木) 正式オープン!

Fanplus Music NEWS | 2017.06.01

業界4団体がチケット高額転売取引の防止を求める対策として
音楽業界初の公式チケット・トレード・リセール
<チケトレ>

6月1日(木) 正式オープン!


6月1日(木)全国紙にて、第3弾となる全15段の意見広告を掲載。
同日12時より<チケトレ>公式サイトhttps://tiketore.com/正式オープン。

一般社団法人 日本音楽制作者連盟、一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会の4団体は、ここ数年のチケット転売専門サイトが横行する現状に強い憤りと危機感を感じ、昨夏4団体並びに賛同アーティスト・フェス・イベントとの連名で、高額転売防止を訴える共同声明を発表、そして「転売NO」のキャンペーンサイト(http://www.tenbai-no.jp)を開設した。声明発表後の反響は大きく、連日多くのメディアに取り上げられ、キャンペーンサイトでは、現在Facebook の「いいね数」が2万1千、また昨年9月北海道警により、古物営業法違反で逮捕者が出るなど、今や音楽業界だけの問題ではなく社会問題となっている。

4団体は、この高額転売問題に向き合い、ユーザーから最も意見が多かった“本当に行けなくなった時の救済措置を作って欲しい”というニーズを早急に解決する為、業界初となるイベントチケットをお客様間で2次売買出来る、公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>を設立。そしてこの度、6月1日(木)より、<チケトレ>が正式オープンする。



■公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>設立の経緯

 ユーザーニーズに耳を傾けるべく、4団体連絡会議の中で「業界公式オフィシャルリセールシステム」の構築に向け分科会を開設。プレイガイド4社とデジタルチケット事業者各社協力の元、業界主導の二次流通のあり方について協議を重ねてきた。そして、利用者への負担を軽減した二次流通システムとして、まずは定額取引限定で紙チケットからの取り扱いにて、チケット販売大手のぴあ株式会社を運営会社に、音楽業界初の公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>を設立。
2017年6月1日(木)昼12時の正式オープンに先立ち、2017年5月10日(水)昼12時よりプレオープンをしていた。



不正な取引で多額の利益を出しているネットダフ屋を撲滅し、本当にライブに行きたい音楽ファンを救済すべく、音楽ファンだけでなく、様々な文化の未来に影を落とすこの問題の根本的な解決として、ネット上の投機的高額転売を取り締まる法令制定に向け、政府や自治体にも働きかけを行っている。



■業界4団体のこれまでの歩み
○2016年8月・・・ 116組の国内アーティストと24の国内音楽フェス・イベントの賛同を得て、チケット高額転売取引の防止を訴える【初の共同声明】を発表。第一弾となる意見広告を新聞広告にて出稿、また同日に「転売NO」をキャンペーンコピーに掲げ、キャンペーンサイトを開設。

○2016年9月・・・ 新たに56組のアーティスト、2つの国内音楽イベントが賛同を発表し、総勢172組のアーティスト、26の内音楽イベントの賛同を得る。第二弾、意見広告を新聞広告にて出稿。(※現時点では、175組のアーティスト、32のフェス・イベントの賛同となる)

○2017年4月・・・ ライブ・エンタテインメント産業の健全な発展を国家施策として、ネットタブ屋に対する法規制の実現を目指し「ボット規制法案」の成立に繋げることを目的とした、【ライブ・エンタテインメント議員連盟】総会にて、転売チケットの高騰状況と音楽文化発展への悪影響に関する報告を行う。

○2017年5月・・・ イベントチケットをお客様間で2次売買出来る、業界初となる公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>サイトがプレオープン。

○2017年6月・・・ 公式チケット・トレード。リセール<チケトレ>サイト正式オープン。
<チケトレ>のプレオープン発表後、ユーザーからの反響は非常に多く、今後も我々は、不正な取引で多額の利益を出しているネットダフ屋を撲滅し、本当にライブに行きたい音楽ファンを救済に努める。
音楽ファンだけでなく、様々な文化の未来に影を落とすこの問題の根本的な解決として、ネット上の投機的高額転売を取り締まる法令制定に向け、現在、政府や関係機関にも働きかけを行っている。



■意見広告

・日付:平成29年5月31日(水)
・エリア:北海道
・出稿媒体:日本経済新聞(朝刊)
・サイズ、カラー:全15段一面/モノクロ

・日付:平成29年6月1日(木)
・エリア:関東圏、関西圏、中京圏
・出稿媒体:朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞(朝刊)
・サイズ、カラー:全15段一面/モノクロ
※日本経済新聞のみ、エリアは全国版。





■公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>のポイント

1、チケットはすべて券面金額で出品。会員登録時に本人確認を行うことで、出品者も購入者も安心して取引が行える。
2、代金のやり取りは、チケトレ事務局が仲介。公演終了後までチケトレが代金を預かる為、お客様間のトラブルを防止することが可能。
3、出品者と購入者間での購入成立後は、取引ナビでチケットの発送~受取までのやり取りをしっかりとサポート。
4、チケトレでは、万が一、購入者が以下の事由により公演に入場出来なかった場合、チケトレ運営事務局にてお取引をキャンセルし、購入者にチケット代金+取引に関わる手数料を全額を返金する。
  ①偽造チケット
  ②出品者都合によるチケット未着
  ③出品者都合によるチケット紛失・破損


■サービス概要

 イベントチケットをお客様間で2次売買するサービス。
 高額転売、転売によるお客様間のトラブルを抑止し、健全な2次チケット販売を推進。

【サービス名称】公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>
【サービスURL】http://tiketore.com/
【サービス提供方法】インターネット上で本人確認を利用した登録制サービス
【サービスデバイス】PC/スマートフォン対応 ※フィーチャーフォンでの利用不可
【サービス開始日】プレオープン:2017年5月10日(水)昼12時/正式オープン:2017年6月1日(木)
※発券済みの紙チケットのみ
【サービス運営】ぴあ株式会社
【取り扱い商品】・主催者、ファンクラブ、チケットエージェンシー等にて販売されたチケット
・発券済みでお客様が手元に持っている紙チケット
【商品(チケット)価格】券面金額
※チケットの価格は、運営を行うぴあ株式会社で販売する興行の金額を設定。
※商品価格に含まれるのはチケット代金(券面金額)のみ。チケットエージェンシー等での購入
 (一次流通)における手数料は含まない。
【サービス利用まで】・本サービスの利用には、会員登録(ID=メールアドレス、パスワード登録)とモバイル認証が必要。
 ・お客様に安心してお取引いただく為、運営側にて出品者及び購入者の本人確認あり。初回のみ。
  →身分証(運転免許証、健康保険被保険者証、パスポートのいずれか)を提出いただき、お客様が撮影した写真(画像)をアップロード。
 ・氏名(漢字・かな)/生年月日/身分証画像/住所/口座情報(※出品者のみ)
【サービス利用】

▼出品者の取引の流れ/チケット出品~代金受取


<出品可能期間について>
・出品可能チケットは、公演開催まで10日以上の期間がある公演。 
 ※チケット配送期間等考慮の上設定。

<出品チケットの発送について>
・購入が成立したチケットは、出品者が購入者へ直接発送。その際、チケットの配達状況確認が可能、 かつ受取時にサインが必要な配送方法のみ可能。
・出品者は発送後、サイト上で「発送済み連絡」と合わせ、購入者が配達状況を確認できるよう、追跡番号をサイトに登録し、購入者に通知。配送費は、出品者負担。

<出品チケットのキャンセルについて>
・購入成立後(決済完了後)の出品者都合による、出品内容の変更および取り下げ(キャンセル)は不可。
・購入が成立したにも関わらず、①チケットを発送しない②利用不可な配送方法で発送し、公演までに購入者にチケットが届かない等の場合は、運営側にて事由を確認の上取引をキャンセル。


▼購入者の取引の流れ/チケット購入~入場


<購入方法について>
・出品チケットの購入は、先着順。
・決済代金は、運営側で一時預かり。※購入者から出品者へ直接の支払いは発生しない。

<利用可能決済方法について>
・クレジットカード、キャリア決済。※今後、コンビニ決済のサービス導入予定。

<購入後のキャンセルについて>
・購入成立後(購入者による決済完了後)のキャンセルは不可。

▼購入者の取引の流れ/チケット購入~入場
<バウチャー(購入証明書)について>
・チケットに記載された名義と異なる方の入場をスムーズにする為、本サービス購入者にバウチャーを発行。
・バウチャーは、購入者によるチケット受取後、マイページに表示される。
・バウチャーには、購入者情報、購入した公演内容が表示。出品者の情報は表示されない。


<購入チケットで入場出来なかった場合の対応について>
・本サービスでは、取引中や公演当日のトラブル等により、購入チケットで公演に入場できなかった場合、チケトレ運営事務局にて事由を確認の上、取引をキャンセルし、本サービスの購入者に代金を全額返金。

【サービス手数料】<取引における金銭授受について>
・金銭授受は、すべて運営を行うぴあ株式会社にて対応。
・代金は、購入者が公演に入場するまで運営側が一時預かり、公演日の4日後に出品者に支払。
・出品者への支払は、運営側から出品者への口座振込。 

   取引手数料システム手数料 決済システム手数料 送金
出品者 チケット券面金額の10%、
3999円以下一律400円
    1送金あたり380円
購入者 チケット券面金額の10%、
3999円以下一律400円
チケット券面金額の3%    

※初回キャンペーン期間中は、出品者の取引手数料0%。金額はすべて税込。


■今後の取り組みについて

 現在、ネットダフ屋行為の抑止に向け、以下の対策を実施中。

① チケット大量購入の抑制(ボット対策、大量)
② 会場での本人確認(IDチェック、顔認証、チケット電子化)
③ アーティストとプロモーターの共同声明で転売問題の認識と対策に向けた世論を喚起

 上記①~③の対策に加え、ネットダフ屋によるユーザー搾取の禁止を目的に、今回の業界初公式チケット・トレード・リセール<チケトレ>を開設。開設後は、更なる利便性を高めると共に、より多くのユーザーへ周知~利用促進を図り、継続したサービスの向上を目指す。
そして4月21日に行われた、ライブ・エンタテインメント産業の健全な発展を国家施策として推し進める為に、ライブ・エンタテインメント議員連盟(会長 石破茂衆議院議員)に対し、 アーティスト及びライブ産業の第一人者らが、チケット高額転売問題とネットダフ屋横行問題の現状報告、また問題の解消に必要な措置を議論。今後、ネットダフ屋を法規制を可能にし、ユーザー保護と市場の活性化へと繋げるよう努めてゆく。


※4月21日「ライブ・エンタテインメント議員連盟」総会模様

※左から)コンサートプロモーターズ協会の中西健夫会長、日本2.5次元ミュージカル協会の松田誠代表理事、山口一郎(サカナクション)、ライブ・エンタテインメント議員連盟の石破茂会長、鴨下一郎幹事長、山下貴司事務局長
音楽業界を挙げてチケットの適正転売に取り組むことを決意し、その早期実現に向けた協議会「チケット適正リセール推進協議会」を発足、設立総会を5月22日に開催。本協議会の会長には、慶應義塾大学大学院・メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授が務め、呼掛け人には、ほかに、一般社団法人 日本音楽制作者連盟、一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会の3団体が名を連ねる。

本協議会は、音楽業界を始め、チケット業界や各種イベントの興行主にも積極的に参加していただき、前述の通り、音楽ファンの利便性向上と経済的負担の軽減を目的とした業界共通で利用できる公式リセールシステム<チケトレ>の構築、その自立運営のために関係者間で合意形成を図ることを目的としている。今後<チケトレ>が幅広い世代に利用され得る情報発信のあり方、スマートフォンやマイナンバーカードなど様々な新たな認証手段の有用性の評価や、システム運営に必要なコスト面や運用面での課題の整理を行う。

また総務省支援のもと、今年秋頃には、コンサート会場において、マイナンバーカードを用いた適正リセール・チケットレス入場の実証実験を行う予定。




■団体概要
一般社団法人 日本音楽制作者連盟(FMPJ)は、常に実演家とプロダクションのための「権利の擁護と拡大」に努めてきました。2016年4月1日現在で、正会員231社、権利委任者855社(個人委任含む)、賛助会員71社から構成。

<所在地>〒150-0001
     東京都渋谷区神宮前5丁目48-1 神宮前和田ビル2F
<理事長> 門池 三則
一般社団法人 日本音楽事業者協会(JAME)は、音楽事業の健全な発展と文化芸能の質的向上を図ることにより、広く国民生活の向上に寄与することを目的とした活動を行っています。

<所在地>〒151-0051
     東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目26-3
<会 長> 堀 義貴 
一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は、音楽を中心としたライブ・エンタテインメントを主催する、全国のプロモーターで構成される一般社団法人です。ライブ・エンタテインメント産業のさらなる発展を目的として、各種の公共事業を実施しています。

<所在地>〒150-0022
     東京都渋谷区恵比寿南1-21-18 恵比寿南ビル
<会 長> 中西 健夫 
(株)イープラス、コミュニティネットワーク(株)、ぴあ(株)、(株)ローソンHMVエンタテイメントの4社で運営。正規のチケットエージェンシーとしてレジャー・エンタテインメントチケットの健全な流通・普及に寄与することを目的とした活動を行ってる。

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