「チケット適正流通協議会」を発足!~6月14日(金)「チケット不正転売禁止法」施行に伴い 音楽・エンタメ業界5団体および8社が連携し活動~

Fanplus Music NEWS | 2019.06.14

 一般社団法人 日本音楽制作者連盟、一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会の音楽業界4団体は、2016年8月23日(火)に『チケット高額転売取引問題の防止』を求める「初の共同声明」を発表してから現在に至るまで、オフィシャルWEBサイト<http://www.tenbai-no.jp>を活用した情報発信や、“チケット高額転売問題”に関する様々な啓発活動を通じて広くユーザーの皆さまへ当問題に関する認知拡大と理解浸透に寄与する活動を行って参りました。
 さらに、2018年12月には、音楽業界4団体も2012年の設立時より継続して参加協力してきたライブ・エンタテインメント議員連盟のご尽力により、ついに「チケット不正転売禁止法」が成立し、本問題の解決に向けて大きく前進する事となりました。
 
 今後、このような情報発信・啓蒙啓発活動をさらに発展的に継続して行っていくため、この度は、2019年6月14日(金) の「チケット不正転売禁止法」の施行に伴い、音楽業界4団体および一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会、さらにその他8社が連携し、「チケット適正流通協議会」を発足させる運びとなりました。


 当協議会では、これまで行ってきた活動に加え、正規の販売主体であること、または、やむをえない理由で公演に行けなくなった際に利用される正規の二次流通サービスであることを表示する「FT(フェアチケッティング)マーク」の運用や、チケットの券面に「特定チケット」と表記する事で特定興行入場券として販売されていることをわかりやすく伝える取り組み、2016年8月23日(火)より運用してきたオフィシャルWEBサイト<http://www.tenbai-no.jp>の機能を受け継ぎながら新たに当協議会のオフィシャルWEBサイトを開設する等、今までよりも、ユーザーの皆さまにチケットの適正な流通について安心安全な環境を提供し、ライブ・エンタテインメント業界の活性化に寄与すべく、様々な活動を行って参ります。

◆以下、当協議会に賛同いただいたアーティストのコメント

サカナクション 山口一郎氏

 我々ミュージシャンやアーティストも一緒に取り組んできた「チケット不正転売禁止法」がいよいよ今日から施行されます。
 純粋に音楽を楽しむファンが適正な価格でコンサートを楽しみ文化の享受や発展につながっていくことを望みます。
 今後もこの法律の効果が継続的に続くように支援していきたいと思います。


■ 認定マーク 「FT(フェアチケッティング)マーク」について


「FT(フェアチケッティング)マーク」とは、音楽・エンタメファンが安心してチケットを購入するための目印となるマークです。正規の販売主体であること、または、やむをえない理由で公演に行けなくなった際に利用される正規の二次流通サービスであることを示すために、当協議会が定める運用基準に準拠したチケット販売事業者、二次流通サービス事業者などに付することを推奨しています。


■「特定チケット」表記の普及


 当協議会では、6月14日(金)に施行される法律「チケット不正転売禁止法」が定め、不正転売行為を行うと処罰される場合がある「特定興行入場券」であることを音楽ファンに分かりやすく明示するため、チケットの券面右上に【特定チケット】という表示を推奨して参ります。
 また、この【特定チケット】の表示があるチケットの取り扱いについて、どのような点に注意すべきかの情報提供を行って参ります。


■ オフィシャルサイト概要

開設日時 :2019年6月14日(金) 午前4時
URL :http://www.ftaj.jp
内容 :当協議会について、FTマークについて、「チケット不正転売禁止法」について、「特定 チケット」について、賛同アーティストのコメント、代表者コメント、関連ニュースの更新、 ユーザー向けQ&Aの設置等…今後も継続して更新して参ります。


「チケット不正転売禁止法」とは

この法律は、特定興行入場券の不正転売を禁止するとともに、その防止等に関する措置等を定めることにより、興行入場券の適正な流通を確保し、もって興行の振興を通じた文化及びスポーツの振興並びに国民の消費生活の安定に寄与するとともに、心豊かな国民生活の実現に資することを目的とする(チケット不正転売禁止法 第1条)。


「チケット適正流通協議会」について

 一般社団法人 日本音楽制作者連盟、一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会、一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会、さらにその他、音楽・エンタメ業界の8社が連携し、以下活動目的における様々な取り組みを行って参ります。

◆名称  :チケット適正流通協議会 
      英語名:FAIR TICKETING ALLIANCE JAPAN 【略称:FTAJ】)
◆代表幹事:野村達矢 (一般社団法人 日本音楽制作者連盟)
◆活動目的:A)チケットの適正な流通について、消費者の理解の増進を図ること
      B)チケット販売に関する新たな技術的手段を研究・開発し、消費者の便益に資すること
      C)チケットの適正な流通が確保されるよう、消費者に対して当該興行主等の販売するチケットについて、正確かつ適切な情報を提供するよう努めること
      D)興行主等の以外の者が、興行主の同意を得てチケットを譲渡することができる機会を提供すること
      E)チケットの適正な流通を確保するために、政府および関係機関と協力すること


◆協議会メンバー :※以下順不同
一般社団法人 日本音楽制作者連盟
一般社団法人 日本音楽制作者連盟
一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会
コンピュータ・チケッティング協議会
≪ぴあ(株) 、(株)ローソンエンタテインメント、(株)イープラス、コミュニティ・ネットワーク(株) ≫
一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会
株式会社EMTG
株式会社テイパーズ
株式会社エブリィ・エンタテインメント
合同会社DMM.com
Live Styles株式会社
株式会社ボードウォーク
LINE TICKET株式会社
株式会社チケットスター


◆以下、主な代表者からのコメント
 
『「チケット不正転売禁止法」は、すべての音楽ファンや我々ライブ・エンタメ業界にとって、大変重要な法律です。当協議会では、コンサートや演劇、スポーツ観戦等のエンターテインメントをこれまで以上に幅広い世代に安心して楽しんでいただける環境づくりを目指し、そして悪質な不正転売の根絶に向けて、業界団体が団結し、さらには関係省庁との連携を通じてチケット流通の適正化を実現して参ります。』

チケット適正流通協議会 代表幹事 野村達矢(一般社団法人 日本音楽制作者連盟)


『 「チケット不正転売禁止法」は、これからも進化を続けるであろうライブエンタテインメント文化にとって、新時代の備えとなる法律です。
本法のもと、適正な流通に取り組み、チケット購入者である音楽・スポーツのファンだけでなく、発信者であるアーティストの才能を最大限活かすための対応を真摯に実行して参ります。 』

一般社団法人 日本音楽事業者協会 会長 堀義貴


『「チケット不正転売禁止法」の施行は、音楽やスポーツなどのエンタテインメントを享受する皆さまにとって安心と信頼の礎になる一歩であります。その正しい運用とご理解の実現に向けて広く啓蒙活動に取り組んで参ります。』

一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会 会長 中西健夫


『 2.5次元ミュージカルのお客様は若い世代が多く、今後の日本の演劇市場の拡大を担っていると自負しています。本法律の施行、並びに
本協議会に参加させて頂くことにより、正しくこの法律が運用され、演劇を含めた日本のライブエンタテインメント市場が、更に充実し拡大していくよう、皆さまと共に真摯に取り組んで参ります。』

一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会 代表理事 松田誠


『ライブエンタテインメント業界、そしてライブエンターテインメントを楽しむお客様が待ち望んだこの法律を、お客様と興行主催者を結ぶ役としての立場から、本法の正しい理解と運用を広めるとともに、チケット流通の適正な発展を目指し、取り組んでまいります。 』

コンピュータ・チケッティング協議会


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