レビュー
馬場俊英 | 2013.05.13
5月15日に発売される馬場俊英キャリア初のオールタイムベストアルバム「BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST 1996-2013?ロードショーの あのメロディ」の発売を記念して、馬場俊英初めてのシアター・イベントとなる「BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST 1996-2013」ONE NIGHT EXTRA THEATER(ワン ナイト エクストラ シアター)が新宿バルト9にて行われた。
イベントは、アルバムのタイトル曲となっている「ロードショーのあのメロディ‐2013 Version-」のために制作されたショートフィルムの初上映や、ショートフィルムを手掛けた甲斐さやか監督とキャストの小日向しえ、中泉英雄、が登壇し、撮影秘話や作品への想いを語った。
そして後半は馬場俊英のプロデューサーである須藤晃×馬場俊英の対談や、オーディエンスとの質問コーナーなど盛りだくさんの内容。
約18分に及ぶショートフィルム「僕がいた 君がいた」は、「ロードショーのあのメロディ」の世界観を基に、原案を馬場俊英自らが考案。夢を追う若い男と、男の夢に寄り添いながらも価値観や目標の違いに、すれ違っていく恋人同士のほろ苦い追憶を描いた感動の作品。
馬場自身も出来上がった作品を初めて観た時、歌の世界観と自分の記憶にあまりに感情移入し過ぎて思わず泣いてしまったという。「若い男ってなんておろかなんだと自分のことのように思えました。出演されていた小日向さんに初めてお会いしたとき、思わず謝ってしまいました。(笑)」と馬場はこぼれ話を披露。
そんな小日向しえは、「恋人の夢に寄り添って東京にいたけど、結局スパっと田舎に帰ってしまう潔さが女性らしいなと思いました!」と女性ならではの視点で感想を述べていた。
続いて行われた馬場俊英のプロデューサーである須藤晃と馬場俊英の対談では、大好きな野外ライブの風景の話や、野球少年時代のエピソードなどが須藤氏との掛け合いの中、面白可笑しく語られた。
続く会場からの質問コーナーでは、ベストアルバムに入れたかったけどあきらめた曲や、楽曲制作での爆笑エピソードなど、ファンのみなさんの知りたいことが直接馬場の口から披露された。
「喧噪の中にある映画館は、ドアを開けると静寂があって、またその静寂から扉をあけると日常に戻れるという、暮らしの中のファンタジー。そんな世界をアルバムにも作りたかった! 曲ごとに違った扉があって、そんなところから今回のベストアルバムのタイトルになりました!」と 今回のベストアルバム「BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST 1996-2013?ロードショーのあのメロディ」に込めた思いを最後に語った馬場俊英。
そしてサプライズとして「ロードショーのあのメロディ‐2013 Version-」がライブで披露されると、会場中はその楽曲に酔いしれた。
馬場俊英キャリア初のベストアルバム「BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST1996-2013?ロードショーのあのメロディ」は5月15日にリリースされる。
リリース情報
BABA TOSHIHIDE ALL TIME BEST 1996-2013〜ロードショーのあのメロディ(初回限定盤)
発売日: 2013年05月15日
価格: ¥ 3,800(本体)+税
レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
収録曲
<THEATER1:ROAD MOVIE>
1. スタートライン (Album version)
2. いつか君に追い風が
3. 君の中の少年
4. ボーイズ・オン・ザ・ラン (2002 version)
5. 向かい風は未来からの風
6. 青春ラジオ
7. スニーカードリーマー
8. オセロゲーム (2013 version)
9. 平凡 (Edit version)
10. 悲しみよ、明日の星になれ
11. 君はレースの途中のランナー (Single version)
12. 働楽~ドウラク
13. 勝利の風
14. 弱い虫
<THEATER2:LOVE STORY>
1. ただ君を待つ
2. 一瞬のトワイライト
3. 三つ葉のクローバー
4. 今日も君が好き (Album version)
5. 小さな頃のように
6. 世界中のアンサー (Single version)
7. 明日の旅人 ~Live at 大阪城野音2010.06.27~
8. 君がくれた未来
9. 二十年後の恋
10. 鴨川
11. 待ち合わせ
12. 明日に咲く花
13. 遠くで 近くで
14. ロードショーのあのメロディ (2013 version)