レビュー
JUJU | 2013.06.26
JUJUの、2作目となるジャズ・アルバム。彼女自身も出演していたドラマの挿入歌「Take Five」をはじめとするジャズのスタンダード・ナンバーを、JUJUがじっくりと歌い上げていく。今回はビッグ・バンドとの共演やラテン・テイストの曲も取り上げるなど、前作以上にバラエティに富んだサウンドで、JUJUのジャズが展開されていく。ジャズはライフワークだと語っている彼女だが、2作目ということもあってか、その“ジャズ・シンガーぶり”にさらに磨きがかかっているというか、何の違和感もなく、とても自然に、そして情感豊かにジャズの世界を表現している。まさに大人の女性という感じで、すごくカッコいい。ジャズと聞くと、なんか難しそうだな、とか、ちょっと敷居が高そうだな、などと感じる人も多いと思うが、実はとても親しみやすいメロディと、ステキな歌詞を持った、魅力的な曲が多い。JUJUの歌声は、そんなジャズの楽しさを、とても親しみやすく紹介してくれている。また最初と最後にオリジナル曲も収録されており、そういう意味でも、とても取っつきやすく、JUJUらしい、ステキなボーカル・アルバムだ。
【文:熊谷美広】
リリース情報
DELICIOUS~JUJU’s JAZZ 2nd Dish~
発売日: 2013年06月26日
価格: ¥ 2,914(本体)+税
レーベル: SMAR
収録曲
1. It’s A Jazz Thing!!
2. It Don’t Mean A Thing
3. Take Five
4. Give Him The Ooh-la-la
5. In A Sentimental Mood
6. We Are In Love
7. When You Wish Upon A Star
8. Summertime
9. Sway (Quien Sera)
10. Misty
11. My Foolish Heart
12. More Than You Know
13. You & Me