cinema staff、メジャー進出作となる1st E.P.「into the green」について語る。

cinema staff | 2012.06.22

 6月20日にリリースされる1st E.P.「into the green」から、活動のフィールドをメジャーに移すこととなったcinema staff。“いつかはメジャーでやりたいと思っていた”と全員が話してくれた通り、いよいよ念願の舞台に立つ4人。その表情は、真っすぐ前に進んで行く決意に溢れ、瑞々しくて力強い輝きを放つこの曲のように、キラキラと輝いていた。新たなフィールドで戦い始める辻 友貴(Gt)、飯田瑞規(Vo&Gt)、三島想平(B)、久野洋平(Dr)の4人に、新作と今後の野望について語ってもらった。

EMTG:いつかはメジャーで活動しようと考えていたんですか?
三島:考えてました。バンドをやり出した頃はあんまり意識してなかったですけど。
辻:どういうところなのか1回は味わっておきたいとは思ってましたね。
久野:なるべくたくさんの人に伝わりやすい方法でやりたいっていうのは、ずっと思っていたから、メジャーも話があればやりたいって思ってました。
飯田:バンドが順調に進んで行けば見えてくるのかなと思ってたので、前向きに進んで行くためにもいつか出来たらなって思ってました。でも、舞い上がる気持ちとかは全然なくて。もっとフィールドが上がっても戦えるように力をつけていかないとっていう気持ちの方が強いですね。むしろ凛とした感じの方が強いです。
EMTG:では、「into the green」はメジャー第1弾作品っていうことを意識したんですか?
三島:いや、全然してなかったです。去年の夏ぐらいから制作を始めたんですけど、特にリリースプランみたいなものもない中で曲を作っていて。そのとき出来た中の1曲です。
EMTG:特に縛りがなかったこともあって、そのときのニュートラルな自分が出たり?
三島:そうですね。この時期はこういう曲しか出来なかったっていうところもあります。去年はメンバー全員厄年だったんですよ(苦笑)。それと、それぞれのパーソナルな部分がやられてたこともあって。例えば、単純にお金がなかったとか(苦笑)。
EMTG:だいぶリアルな話ですね(苦笑)。
三島:バンドをやる為に上京して来たんだけど、本当にそれしかやることがなくて。だから、これに救いを求めないと!っていう気持ちが強まったんですよね。
EMTG:資料によると「緑は救いの色」とのことだったんですけど、飯田さんは曲を聴いたときにどう感じたましたか?
飯田:今までの三島の曲とちょっと違っていて、自分の気持ちをすごく押し出してる曲だなって感じたんですよ。「緑」に関してのことは当初は聞いてなかったんですけど、自分の中で「緑」は自分達の地元の色だと思って。出身が岐阜の田舎なんで。だから、救いを求めたときに、自分達の原点の色が出てきたのかなって。聴いた瞬間にそう思っちゃいました。
久野:元々、アレンジする段階でシンプルにしようって普段はあんまり思わないんですよ。でも、この曲はすごく素直にやろうと思った。
EMTG:シンプルになった分、飯田さんの声が前にすごく出てるなと思ったんですけど、歌を活かそうみたいな部分もあったんですか?
久野:活かすっていうよりは、深く考えなかったというか。
辻:メロディーも良かったし、歌詞もグっときたから、感情に任せた感じですね。
三島:こねくり回す必要性を感じなかったんですよ。
EMTG:曲が強いから、このままでいけるんじゃないかと。
三島:そうですね。そのままでっていう感じです。2曲目の「棺とカーテン」は、ある程度構成も自分の中にあって、こっちはこねくり回そうって決めてました。
EMTG:「棺とカーテン」は、イントロのギターリフが印象的ですね。
辻:元々この曲は歌始まりだったんですけど、「into the green」とかぶるからアレンジを変えようっていうことで、このフレーズを頭に持ってきていて。
飯田:この曲を2曲目に入れることにならなければ、こういうアレンジにならなかったと思うんで、この曲にとって良い場所になりましたね。
EMTG:そして、過去にリリースした曲をリレコーディングして収録されています。
久野:ずっと録り直したいと思ってたんですよ。当時は何も分からない状態でレコーディングしてて、自分達的に納得出来てなかったんです。それで、今の状態で録ってみたらどうなるかなっていうのは、ずっと思っていて。それで、このE.P.の話が出たときに、やるなら今しかないでしょう!って。
EMTG:1つ1つの音がハッキリ聴こえるようになった分、曲の爆発力が増していますね。
辻:昔は音に関して本当に分からなかったんで、(事務所の)社長のアンプを借りたり、社長の意見をいっぱい聞いて作ったりしてけど、今はこの音で録りたいっていうのがちゃんと自分で出せるようになったから、そこは大きいですね。
EMTG:音もそうですけど、ボーカルも良くなっていますよね。「KARAKURI in the skywalkers」のビブラートとか。
三島:昔はビブラートするな!って言われたしね(笑)。
飯田:そういえばそうだった(笑)。昔はボーカルを1、2曲録るのに8時間ぐらいずーっと歌ってて。それでも納得いかない部分がたくさんあったから、ずっと悔しかったんですよね。それで、今回は絶対に完璧に歌えると思ってたんですけど、やっぱり難しいですね(苦笑)。改めて奥が深いなって思いました。
EMTG:あと「AMK HOLLIC」のグルーヴ感とか、キレがすごく良くなってますね。
三島:ありがとうございます! それ、一番言われたかった言葉ですね(笑)。
EMTG:ははは(笑)。「KARAKURI in the skywalkers」も、前のバージョンはすごく前のめりでしたけど、すごくどっしりと構えてる感じに変わっていて。
久野:昔は不可能でしたからね。技術がない分、勢いでやるしかなかったから。でも、あの時にしか出来なかったものだから、あれはあれで良かったと思います。
EMTG:最後に、メジャーにフィールドを移しますけど、今後の野望はありますか?
三島:両親を函館に連れて行ってあげたい(笑)。僕の中で人生最強の場所なんですよ。だから、ポーンとお金だけ出して、“2泊3日で行ってこい!”ってやりたいですね。
飯田:2泊3日って……(笑)。
久野:野望感が全くない(笑)。
EMTG:久野さんはどうですか?
久野:もっと広いところに行きたいですね。限られた場所でやる必要性も感じないし、なるべく多くの人に触れてもらいたいです。
辻:もっと大きい会場でやりたいし、自分達が一緒にやりたいバンドと一緒に対バンしたいです。それで、早く親に認められたいですね(笑)。
EMTG:バンドによっては、別に大きくならなくても、自分達のやりたいことがやれればいいっていうスタンスもあるけど、もっと大きくなりたいっていう気持ちはあるんですね。
辻:それはありますね。
飯田:もちろん大きいところでやりたいと思いますけど、やっぱりいろんな音楽が好きで。だから自分達が大きい会場でやれるようになって、あんまり知られていないけどカッコイイバンドと2マンをやるっていうのは野望ですね。
EMTG:そこにはシーンを活発化させたい気持ちもあるんですか?
三島:全体を牽引するっていう意識はそこまでないです。自分達の曲とか活動に対しても、曲げてまで売れる気はないし、評価してもらえることはやってると思うから。だから、全然売れなくても、今の現状が続けばいいっていうのは、僕は全く思わないですね。曲げずに楽しくやって、しかも売れたいです。

【取材・文:山口哲生】

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ビデオコメント

リリース情報

into the green

into the green

2012年06月20日

ポニーキャニオン

1. into the green
2. 棺とカーテン
3. チェンジアップ(Re-Recording)
4. 優しくしないで(Re-Recording)
5. KARAKURI in the skywalkers(Re-Recording)
6. AMK HOLLIC(Re-Recording)

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■ライブ情報

cinemastaff 1st E.P.「into the green」release oneman live『望郷』
2012/07/01(日)岐阜BRAVO
2012/07/15(日)恵比寿LIQUIDROOM

Get Your Music!
2012/07/21(土) 梅田CLUB QUATTRO

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012
2012/08/04(土)国営ひたち海浜公園

爆裂核心BURSTING CORE & Zankyo Record Presents
「残響祭 8th ANNIVERSARY」SPECIAL IN TAIWAN

2012/11/24(土)THE WALL台北

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