SPYAIRの3rdアルバムが完成! タイトルは『MILLION』!

SPYAIR | 2013.08.02

 最新シングル「現状ディストラクション」が好調にセールスを伸ばす中、ついに3rdアルバム『MILLION』がリリースされる。常にハードルを高く掲げて、武道館をはじめ数々の目標をクリアしてきたSPYAIRだが、ロックバンドである限り、アルバム制作は最大の課題。それも運命を握る3rdとなれば力も入るものだが、IKE、UZ、MOMIKEN、KENTAの4人は、自信満々。実際、全11曲はストレートなロックあり、コンピュータの打ち込みサウンドありと多彩ながら、それぞれに驚くほど完成度を上げている。特にラストの「16 And Life」は、覚悟を決めたバンドの赤裸々な心情を歌い上げて、生々しく感動的だ。

EMTG:『MILLION』はどんなアルバム?
UZ:「墓場に持っていきたいアルバム」ですね!
EMTG:えっ? 墓場に???
UZ:あははは、そうなんですよ。1st、2ndアルバムを出して、数々のシングルやカップリングも作ってきて、俺らはいろんなジャンルの音楽をやってきたと思うんですよ。3rdではそういう曲を研ぎ澄まして11曲 にまとめようっていう設計図を描いて、すべてを集約したアルバムにしたいと思ってました。もう10年間、SPYAIRをやってきたし、20代もそろそろ終わるので、集大成を作るにはいい時期。そういうアルバムだから、墓場に持って行きたいっていう(笑)。
EMTG:あ、そういうことね(笑)。びっくりした。IKEくんは、完成してどんな感想を持ったのかな?
IKE:やっぱり3枚目のアルバムって、バンドにとって重要だと思うんですよ。1枚目はまだインディー時代とつながっていて、2枚目でメジャーになってから感じたことが入ってきて、今回の3枚目がそういうSPYAIRの“第一幕目のまとめ”だと思う。その意味で言うと、今回が“初めて世に出すSPYAIR”ってことになるのかもしれない。そこを目指してUZが設計図を描いてくれて作っていったんですけど、その過程で“SPYAIRの未来”が見えたのが楽しかったです。
EMTG:バンドの未来が見えるアルバムって、いいね!
KENTA:去年の10月にUZからアルバムの設計図 を見せてもらって、しっかり自分をその中に詰め込みたいなと思った。っていうのは、これまでレコーディングしていて、「これが自分のドラムだ!」って実感のあるものがひとつもなかったんです。エンジニアさんに助けられたり、曲や歌詞に頼ってしまったりしてた。だから3rdアルバムには、どうしても間に合わせたかった。それでスタジオに入って個人練習したんですけど、なかなか納得がいかなくて。お陰で武道館ライブは、スランプのまっただ中だったんです(笑)。でも最後にレコーディングした「Winding Road」で、何かをつかめた気がしたんですよ。この『MILLION』には、自分の苦悩も入ってると思う。
EMTG:KENTAくんの苦悩も含めての、3rdアルバムになったんだ。歌詞の部分はどうだったんだろう?
MOMIKEN:音楽性だけじゃなくて、歌詞も集大成のつもりで書きました。出発点としては、2ndアルバムの反省があった。いろんなメッセージを幅広い人たちに伝えるために、ラブソング的な書き方を増やしたんですが、かえって本当に伝えたいことが伝わらないことがあって。
EMTG:どういうこと?
MOMIKEN:うーん、たとえばラブソングの形を取ると、「MOMIKENさん、誰か好きな人ができたんですね」っていうように、単純に誤解されてしまったりして、本来のメッセージが伝わらなかったり。だったら3rdアルバムは今までどおりの書き方で、メッセージを軸に書いていこうと思ったんです。
EMTG:なるほど。伝え方って、難しいね。メッセージのストレートさで言うと、「Turning Point」が印象に残った。
MOMIKEN:「Turning Point」は、俺らのリアル・ストーリーなんですよ。地元で働こうと思ったら、自動車工場しかなかった。なんでこんな晴れた日に、塗装に使うシンナーの匂いが充満してる職場にいなくちゃいけないんだって思って、そこから本当に飛び出したかった。少なくとも俺は、地元のそういうところが嫌で嫌で、飛び出したかったですね。
IKE:そうそう。音楽一本でやっていきたいのに、やれてなかった時のことを、この曲は思い出させてくれましたね。
EMTG:シリアスなメッセージだね。それこそSPYAIRの原点にあるものを、3rdアルバムでしっかり確認したかったんだ。
MOMIKEN:そうです。
EMTG:さっきKENTAくんが言ってた「Winding Road」も、未来に対する不安を歌ってる名曲だね。
UZ:中盤のハイライトになるミディアム・バラードとして、入れました。ストリングスも生で録ってます。
IKE:「Winding Road」は、メジャーになる前からあった曲なんですよ。今も一緒にやってるエンジニアさんで、前に一度、録ってる。で、今回、詞も曲もアレンジも変えずに録ったら、自分たちのプレイの成長が感じられたし、あの時のエンジニアさんに今もやってもらってるから、仲間と一緒に進化してることも感じられた。そう思ったら、レコーディングしていて心が震えましたね。
EMTG:そうか。今回、録れてよかった曲なんだね。一方で「Supersonic」は、ラップで愉快にキメてる。遊び心が面白い。
MOMIKEN:これは「Turning Point」や「Winding Road」とは逆に、音楽の面白さから詞を書きました。頭の切り替えっていうか、前にSEAMOさんと一緒にやった時、「俺ら、ラッパーは、言葉の意味より、言い回しや言い切りのカッコよさで歌詞を書いてる」って言われて、そういう気持ちで書いてみたんですよ。新鮮でした。
UZ:トラックもエレクトロの要素を入れた4つ打ちにして。
EMTG:リズムはループになってる。
KENTA:ドラムは素材に徹して、キックやスネアやシンバルを全部バラバラに録って、それを切り貼りして。
UZ:俺はあんまりドラムのことを考えないでやったんですけど、ここまでやってくれるとは思ってなくて。KENTAが柔軟な人でよかった(笑)。
EMTG:切り貼りのドラムじゃ、ライブではどうするの?
KENTA:ドラム叩かずに前へ出て、「オイ!オイ!」ってアオリますよ(笑)。
EMTG:そこまで柔軟なんだ(笑)。そして『MILLION』っていうアルバム・タイトルは? SPYAIRにとって、“百万”って何?
UZ:このタイトルは、アルバムの設計図を作ってるときから決めてました。だって、ミリオン(100万枚)売れてもおかしくないアルバムが出来ると思ってましたから。バカみたいだけど、それを自分達で言っちゃうっていう(笑)。それくらいの完成形を目指しました。
KENTA:設計図の段階から「MILLION!」って言ってたから、もう頭に刷り込まれちゃって(笑)。多くの人に届くアルバムになったと思います。
IKE:いろんなことを想像できる、いいタイトル。ジャケットを見ると、SPYAIRがどんなミリオンを目指してるのか分かります。
UZ:100万人が集まる野外ライブっていうイメージで、俺らの夢の光景です。
MOMIKEN:100万人の心に届くように魂込めて作ったから、このタイトルに価すると思う。小さくまとまりたくなかったから、ミリオンくらい言っとかないと。
EMTG:去年から本当に頑張って作ってたから、“時給100万円”かと思ってたよ(笑)。
UZ:それ、いいっすね。
全員:(爆笑)
EMTG:そして夏には去年に続いて、対バン・イベント“真夏の3番勝負”をやって、秋にはホールツアーをやるんだね。
UZ:ホールツアーをやったことないので、このタイミングでやってみたかったんです。とことん派手にやるつもりなので、楽しみにしててください。
IKE:俺らはライブハウスと野外がほとんどだったから、自分たちも楽しみです。
EMTG:夏も秋も楽しみにしてまっす!

【取材・文:平山雄一】

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リリース情報

MILLION(初回限定盤A) [CD+DVD]

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2013年08月07日

SMAR

ディスク:1
1.OVERLOAD
2.Turning Point
3.現状ディストラクション
4.サクラミツツキ
5.Winding Road
6.Are You Champion? Yeah!! I’m Champion !!
7.STAND UP
8.Supersonic
9.雨上がりに咲く花
10.虹
11.16 And Life

ディスク:2
1.WENDY 〜It’s You〜(MUSIC VIDEO)
2.サクラミツツキ(MUSIC VIDEO)
3.虹(MUSIC VIDEO)
4.現状ディストラクション(MUSIC VIDEO)
5.OVERLOAD(LIVE)
6.ジャパニケーション(LIVE)
7.0 GAME(LIVE)
8.サクラミツツキ(LIVE)

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白シャツ コーデ

白シャツを着る機会が増えたので、前を開けるのかとか、どんなものを合わせるのか調べました。

●UZ(G&Pro)
剛力彩芽

音楽番組で一緒になって、1年間頑張れる“生”笑顔を見ちゃいました。

●MOMIKEN(B)
アンペグB15R

「Winding Road」のレコーディングで使って、すごく良かったので欲しくなっちゃいました。ちょっと古い型なので、日本で今、売ってるのかなあ。

●KENTA(Dr)
パール 旧ロゴ 年代

ラーメン屋の帰りに、捨てられてるスネア(ドラム)を見つけたんですよ。そうしたら、見たことのないPEARL(注:有名ドラムメーカー)のロゴが入ってた。もしかしたら古いロゴかと思って調べました。カタログには載ってなかったですね。

■ライブ情報

アルバム全曲完全再現フリーライブ決定!
2013/08/07(水)東京・代々木公園野外ステージ

”真夏の3番勝負”2013
2013/08/12(月)Shibuya O-EAST
2013/08/13(火)Shibuya O-EAST
2013/08/14(水)Shibuya O-EAST

ALPEN・SPORTS DEPO Presents "TREASURE05X -sweet 10 treasures-"
2013/08/31(土)愛知県 蒲郡ラグーナビーチ

SPYAIR TOUR 2013 "MILLION"
2013/11/09(土)東京都 パルテノン多摩
2013/11/16(土)東京都 TOKYO DOME CITY HALL
2013/11/29(金)宮城県 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)シアターホール
2013/12/01(日)北海道 札幌ファクトリーホール
2013/12/08(日)福岡県 福岡国際会議場メインホール
2013/12/14(土)香川県 高松ユープラザうたづ
2013/12/15(日)広島県 広島アステールプラザ大ホール
2013/12/20(金)愛知県 名古屋センチュリーホール
2013/12/21(土)大阪府 オリックス劇場

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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