BENI、10周年ベスト『BEST All Singles & Covers Hits』で語る変化とこれから

BENI | 2014.06.11

 10周年の節目を迎えたタイミングでベストアルバム『BEST All Singles & Covers Hits』をリリースしたBENI。タイトルでもおわかりのように、これまでにリリースしたシングル音源に加え、3シリーズにわたって発表してきたヒットカバー集『COVERS』から厳選したカバー曲が収録された豪華なベスト盤だ。表情豊かに歌われるラブソングの数々は、時代を超えて優しく響く。改めて、彼女の声の上質さを実感させられるアイテムだ。さっそく彼女自身には、これまでの足跡も含め、活動の中で変化したことや、これからのことなど、幅広く話してもらった。

EMTG:10周年というタイミングと重なったこともあると思うんですが、ベストアルバムの『BEST All Singles & Covers Hits』は、とにかくゴージャスな内容ですね。まずはご自身で聴き返して、どう感じましたか?
BENI:やっぱり声や歌詞の世界観、伝えようとしていること、そしてサウンドから、曲を作った当時を感じますね。“この曲を歌っていた時はこういうことが起こってたな”とか“こういうことに対していちいち悩んでたな”とか、思い出が順番に入っているんですよ。アーティストとしての道のりを感じることができるというか。もちろん、すごく照れくさい部分もあるんですけど(苦笑)。
EMTG:昔の自分に出会うと、どうしても照れますよね。
BENI:去年の音源でさえも“もっとこうした方がよかったな”って反省したりするので、それがもっと前の曲になると……いや~、照れくさいですね(苦笑)。
EMTG:曲の解釈そのものも、当時と今とでは変わったと思うんですが、いかがでしょう?
BENI:どの曲もそうなんですが、中でも1stシングルの「もう二度と…」は、今回、改めて歌いたいと思ったんですよね。それで、「もう二度と…Rebirth」というタイトルでセルフカバーして、DISC2のラストに収録したんです。これでスタートから現在までの流れを作ったんですよね。当時はストレートな失恋ソングっていうイメージだったんですけど、今回は歌詞のワードやフレーズが深くなったり、違う思いを感じるなって。実際に歌ってみて、それを実感しました。
EMTG:切ない、悲しいだけの失恋ソングではなく、次に進まなければという前向きな思いが強くなったのかもしれないですね。
BENI:単純に年を重ねて、いろんな壁を乗り越えながらがんばれるっていう自信が曲にも出たと思います。昔だったら“もう戻れないんだ、もう終わりだ!”っていう思いが強かったはずなのに、今は“こういう今があるからこそ、次に向かってがんばろう”って解釈に感じるんです。ただ、ベスト盤にはすごく私らしいなっていう曲も多いので、そういう部分ではブレてない気がしますね。
EMTG:「もう二度と…」は1stシングルでもあるし、どうしても思い入れが強くなりますよね。「もう二度と…」以外に、とらえ方が変化してきた曲はありますか?
BENI:そうですね……「ずっと二人で」も、リリース当時は“ただ好き!”っていう思いが強かった曲だけど、今は結婚とか(笑)。もっと深い愛を歌うラブソングに進化した気がします。
EMTG:DISC1は、主にこれまでのシングル曲が収められてますが、1枚のアルバムのような構成のような気がします。
BENI:確かに! バラードからアップテンポの曲まで、幅広い曲調の歌が揃ってますしね。シングルってすごくアイデンティティーのハッキリした曲が多いし、それを並べてしまったら、すごくトゥーマッチなんじゃないかと思って怖かったんですよ。でも、結果的にはすごくバランスが取れたベストになっているなと思いました。
EMTG:あと、3枚リリースした『COVERS』のシリーズから厳選した曲達が収録されてますが、どういう基準でセレクトしたんですか?
BENI:リードシングルとして出した曲だったり、「Ti Amo」や「歌うたいのバラッド」みたいにテレビでよく歌ってた曲、ダウンロード数を参考にして、たくさん聴かれていた曲を中心に選びました。個人的に入れたい曲を選んだら、たぶん決められなくなっちゃうだろうし、だったらみんなが喜ぶような人気曲を入れようと。
EMTG:では、今回収録されている『COVERS』の曲の中で、BENIさんが特に気に入っている曲は?
BENI:「Ti Amo」ですね。まず、情熱的な曲だし、歌っていて一番しっくりきたんです。もともと男性ボーカルで歌う女性目線の歌詞だった曲を、女性である私が歌うのはすごくリアルに感じることができたし。それに、5年くらい前だったら、きっとうまくカバーできなかったと思うんですよね。いろいろ経験した今だからこそ歌えるんだなって。
EMTG:ところで、BENIさんと言えばファッションも気になるんですけど。CDには撮り下ろしのブックレットがついているそうですね。
BENI:今回のジャケットはものすごいアップの写真なんですよね。“これが私!”っていう。ブックレットでは、そのアップの写真からだんだん引いていって、シンプルに表情や動きだけで10年を表現したものになってます。衣装のテーマもモノトーンで、何の色にも染めず、すっきりとさせました。リップだけは赤リップですけど(笑)。
EMTG:そうなんですね。BENIさんのことだから、LAあたりでロケしたんじゃないかと思ったんですよ(笑)。
BENI:実は先日LAにも撮影に行ってたんですよ。詳しいことはまたホームページでお知らせしますので是非チェックしてみてください。
EMTG:そして、12月には記念すべき10th Anniversary BENI“BEST”LIVE TOUR 2014(ファイナルは12月26日@東京国際フォーラム)も開催されますね。どんなツアーにしたいですか?
BENI:お祭りみたいな感じにしたいです(笑)。“BEST”のツアーなんで、ベストアルバムの曲を中心に、『COVERS』からの曲も含めて……ライブはセットリストを考えるのが大変だと思います(苦笑)。歌いたい曲を全部入れていたら4時間ぐらいになりそうなんで(笑)。とはいえ、ずっと聴いてくれてきたファンの人達にも、このベストをキッカケにBENIを知ってくれた人にも楽しめるものにしたいです!
EMTG:最後に、10周年を迎えた今、この先やってみたいことはありますか?
BENI:実は楽曲制作に入り始めたところなんです。ベストに関しては、音源そのものはすでにあるんで、ここしばらくは制作っていうものから離れていたので、すごく制作欲が沸いているんです。このフレッシュな気持ちで、みんながワクワクできる新しいBENIを見せられるようにがんばっていきたいです!

【取材・文:海江敦士】

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ビデオコメント

リリース情報

BEST  All Singles & Covers Hits(初回プレス限定・豪華盤)

BEST All Singles & Covers Hits(初回プレス限定・豪華盤)

2014年06月11日

ユニバーサルミュージック

【CD. DISC 1】
1. もう二度と…  
2. Kiss Kiss Kiss 
3. 恋焦がれて
4. ずっと二人で
5. KIRA☆KIRA☆
6. サイン
7. bye bye
8. ユラユラ
9. ギミギミ
10. Heaven’s Door
11. 2FACE
12. 好きだから。
13. 声を聞かせて
14. crazy girl
15. Darlin

【CD. DISC 2】
1. 永遠 
2. さつきあめ 
3. OUR SKY 
4. Ti Amo
5. LA・LA・LA LOVE SONG 
6. 瞳をとじて 
7. 桜坂 
8. いとしのエリー 
9. 奏(かなで) 
10. 歌うたいのバラッド 
11. Lovers Again 
12. 粉雪
13. 愛唄 
14. YOUR SONG (初収録)
15. もう二度と… Rebirth (初収録)

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お知らせ

■ライブ情報

10th Anniversary BENI “BEST” LIVE TOUR 2014
2014/12/12(金) 福岡市民会館 大ホール
2014/12/14(日) 大阪フェスティバルホール
2014/12/23(火祝) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2014/12/26(金) 東京国際フォーラム・ホールA

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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