レビュー
GLORY HILL | 2012.05.21
リスナーの胸を打つグッドメロディと、オーディエンスを片っ端から巻き込んで行く熱狂的なステージで、キッズを虜にしまくっているエモ/メロディックパンクバンド・GLORY HILLが、満を持してのメジャーデビュー!05年の結成以来、精力的なライブ活動を行い、自分達のサウンドを磨き上げて続けてきた彼らが、いよいよ大舞台へと打って出る!!
その進撃の第一歩となるシングル「LOST」は、過ぎ去ってしまう日々の中で立ち止まり、そっと祈りを込めながら光を求めて進み出す歌詞が、新たなスタートを切る彼らとオーバーラップするタイトル曲の「LOST」や、遠く離れてしまった人への想いを英詞を絡めながらを綴った「アスタリスク」、傷を抱えながらも“それこそが生きている証”と歌う「Lies and Truth」の全3曲を収録。どの曲も、ミディアム気味にどっしりと構えつつ、厚みのあるぶっといサウンドを爽快感全開に響かせていて、とても気持ちがいい。
また、本作のプロデュースを勤めたJeff Miyaharaは、BOYZ II MEN、SPEECH(Arrested Development)、Timbalandといった海外の大物アーティストをはじめ、国内ではJUJU with JAY’EDの「明日がくるなら」などを手がけたヒットメーカー。いわゆる“泣ける歌モノ”を得意とする彼が、GLORY HILLの強みでもある最強の美メロを、更にキラキラと輝かせている。
本作のレコ発ツアーや、イベントへの出演も決定。栄光への幕開けを飾るのにふさわしい1枚をもって、この夏“グロヒル”が一気に攻める!
【文:山口哲生】