レビュー
SHINee | 2012.10.12
昨年6月に日本デビューを果たして以降、リリースするシングルをすべてチャートのトップ3に送り込み、今年の夏にはアリーナツアーを成功させるなど、新人らしからぬ活躍を展開するSHINee。韓国出身のボーイズグループの中では、各メンバーの歌唱力やダンス・パフォーマンスのクオリティーの高さなどが群を抜き、多くの音楽ファンからも注目を集めてきた。そんな彼らが10月10日、初の日本オリジナルシングル「Dazzling Girl」をリリースする。
「Dazzling Girl」とは“輝いている女の子”という意味で、軽快なピアノをアクセントに取り入れたポップなダンスチューン。まさにSHINeeらしいキラキラのサウンドに仕上がっている。しかもこの曲、世界を席巻した80’sのブリティッシュ・エレポップを今の音に昇華したようなエッセンスがあり、そういった意味でもセンスのよさがうかがえる。
カップリングの「Run With Me」は、歌をフィーチャーしたメロディアスナンバーで、歌モノ好きなファンにも納得の選曲。また、国内外で活躍する制作スタッフが参加しているのも話題で、グローバルな視点で作られているあたりも注目だ。彼らの音楽が本国のみならず、海外で人気なのもそういった理由によるものではないだろうか。PVが収録されている初回生産限定盤Aを手に入れた方は、ぜひ映像も楽しんでいただきたい。アメリカのダンスチームsxxt kingsによる振りつけも華麗にこなすメンバーのダンスも魅力的だ。ちなみにこの初回生産限定盤A、何とクラッチバッグ仕様という前代未聞のパッケージ! あらゆる意味で規格外のSHINee、今後も我々を驚かせてくだそうだ。
【文:海江敦士】