レビュー
SF9 | 2017.08.02
韓国の9人組ダンスボーカルグループ、SF9(エスエフナイン)が8月2日、早くも2ndシングル「Easy Love」をリリース。
男らしさを独創的、かつアグレッシブなキレのあるダンスで強烈にアピールしたデビュー作から一転。“好きって、セツナイ"というキャッチコピーのように、本作はSF9初の恋愛タイトル曲として1曲目に「Easy Love -Japanese ver.-」を収録。恋の痛み、別れてもまったく吹っ切れない失恋の傷跡を、男目線でせつなさを全面に打ち出しながら嘆き、ラップしていくこの曲は、ジャスティン・ビーバーの「One Less Lonely Girl」やEXOの「Growl」、SHINeeの「Dream Girl」などを共作したヒットメイカー、シンヒョクが曲制作に参加。頭から哀愁メロディ全開でボーカルラインが泣かせにきたと思ったら、ラップパートからどんどんアーバンなダンストラックになってエモさが増幅。そうして、サビメロで歌謡テイストをパーッと解き放つことで聴けば聴くほど中毒性を与えていくところなど、楽曲単体として聴いていると、驚くほどクセになるナンバーに仕上がっている。
また、この曲のダンスは、サビでメンバー全員が一斉に着ているジャケットをパッと開くジャケットプレイが、偶然にもお笑い芸人のトレンディエンジェルの斎藤司が「斎藤さんだぞ!」のネタをやるときの決めポーズに似ていると日本では話題に。韓国のMVでは制服っぽいブレザーに見せかけて、襟がセーラーカラーだったというトリッキーなジャケットを着ていた彼ら。日本のMVでは格子柄のジャケットを開くと、内側がMA-1のようなオレンジ色のナイロン裏地になっているところにも注目したい。
通常盤のC/Wにはタイトル曲以外に、いまだにご飯も喉を通らないほど彼女との別れを後悔しまくっているR&Bナンバー「Still My Lady -Japanese ver.-」、SF9らしいダンサブルな「Jungle Game -Japanese ver.-」を収録。
【文:東條祥恵】
リリース情報
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Easy Love
発売日: 2017年08月02日
価格: ¥ 1,111(本体)+税
レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
収録曲
1.Easy Love -Japanese Ver.-
2.Still My Lady -Japanese Ver.-
3.Jungle Game -Japanese Ver.-