WEAVERらしい“笑顔”のパワーを詰め込んだニューシングル「笑顔の合図」が完成
WEAVER | 2011.12.16
12月21日、シングル「笑顔の合図」をリリースしたWEAVER。繊細にして美しいメロディーとサウンドに加え、力強さも感じさせる楽曲は、この1年の成長の証なのかもしれない。来年春からは、バンドにとって初となる全国規模の長期のライブハウスツアーも控える。敢えて3人だけで回るという原点回帰のツアーを決めた背景には、やはり今回のシングルに込めた思いが大きいようだ。この「笑顔の合図」とともに、各地でたくさんの笑顔を咲かせてくれるに違いない。新たなる決意を秘めた3人にシングル、そしてツアーへの意気込みをきいてきた。
- EMTG:この記事がアップされる頃はWEAVER 3rd TOUR 2011「ジュビレーション~太陽と月のパレード~」が無事に終了していると思いますが、現時点で感じるツアーの手応えは?(取材時はツアー後半)。
- 杉本雄治:今回は僕達が日常の中で、当たり前に感じていることを伝えたい思いでまわっているんです。それは身近に音楽があることとか、笑顔がたくさんの人を幸せにすることなんですが、僕らが来てくれたお客さんから気づかされてる気がしますね。自分達も伝えているつもりなんですけど、改めていろんなことに気づかされました。
- 河邉透:年に数えるほどしか行ったことのない場所でも、WEAVERの音楽が好きで、ライブにまで足を運んでくれる人がたくさんいるのがすごく不思議だけど嬉しくて。もっともっとこういうことに感謝しなくちゃいけないなって感じるようなツアーになりました。
- 奥野翔太:ライブでは“何回ライブに来ましたか?”っていう質問をしてるんですけど、初めましての人がすごく多くて。初めての人が多い分、ライブが始まった直後は、お客さんも緊張している印象があるんですけど、それが徐々にほぐれていって、ひとつになっていく感覚があるんですね。それもライブの素晴らしさだなって感じてます。
- EMTG:さて、ツアーファイナルに合わせてリリースされるシングル「笑顔の合図」ですが、すでにTBS系全国ネット「Asian Ace」のエンディングテーマとしてもオンエアされているんですよね。ということは、音源自体は早い時期に完成していた……ということですか?
- 杉本雄治:夏です。8月ぐらいですね。ちょうど『ジュビレーション』を出したくらいの時、エンディングテーマのお話をいただきまして。で、曲のキーワードとして“感動”と“夢”っていう言葉があったんです。
- EMTG:それ、得意なテーマじゃないですか(笑)。
- 杉本雄治:いや(苦笑)。番組がドキュメントで、夢に向かう若い人達を追いかけていきたいっていう番組だともきいていたんですよ。やっぱり目標に向かって進んでいくと、辛いこともたくさんある。でも、それを乗り越えた先に見える感情が爆発する感じ……というか、達成した時の突き抜けていく感じをサビの部分では表現したいと思いました。
- 河邉透:歌詞は最初、キーワードを意識して考えたら全然出てこなくて。で、夢を追いかける立場の人を考えた時、それって今の自分達と同じだと思ったんですね。むしろ自分達のことじゃないかって。例えば物事がうまくいかない時、それを超えていこうとする力は自分達の中にもあると思うんです。それは笑顔の力だったり……特にライブではそれを実感するんですよ。笑うことには、何かが変わっていく力があるんじゃないかと思って、こういう歌詞になりました。
- EMTG:続いて2曲目のカップリング「 66番目の汽車に乗って」なんですが、これって昔からある曲の音源化ですよね。
- 杉本雄治:僕らがバンドを組んで最初の頃に出来た曲です。昔からずっとライブで演奏してきた曲で。デビュー後しばらくやっていない時期もあったんですが、改めてこの曲を入れることになったのは、もう一度3人の根っこの部分を、最近WEAVERを知った人にも伝えたいなと思いまして。
- EMTG:原点に戻るみたいな感じかな?
- 杉本雄治:ライブを始めた頃はお客さんも全然いなかったけど、たくさんの人に自分達の音楽を届けたいっていう強い思いから作った歌なんです。今は曲や音の世界観を広げたり、いろんなチャレンジもやってきたけど、一番大切なのは3人の原点である強い意志なんだなって感じたんですよね。そういう意味で、この曲を入れようと思いました。
- 奥野翔太:僕らがインディーズの時、一番最初にレコーディングした曲でもあって。しかも、そのあとも何度か録り直していて、通算4回目のレコーディングなんですよ(笑)。でも、それくらい思い入れのある曲だし、このタイミングで出せてよかったと思います。
- EMTG:シンプルに3人でやっているっていうスタイルですもんね。では3曲目の「泣きたいくらい幸せになれるよ」のお話を……。曲が生まれたいきさつは?
- 杉本雄治:去年の11月くらいにできたんですが、ちょうどその時期は僕が音楽に対する考えが変わってきた時期で。昔は自分の内側から出たものをとにかく外に放つ作品が多かったんですね。“聴いてくれ!”っていう突き刺す感じだったのが、去年の活動の中で音楽って自由なんだなって実感して。だからまず、サビをみんなで一緒に歌えるものにしたかったんです。背中を押してあげられるような応援歌になればと思って書きました。
- EMTGちょっとウェディングソングっぽいですよね。
- 河邉徹:実際に親戚の結婚式に行って感じた部分もあるんですけど、幸せで泣く人を見たら、“幸せ”と“泣く”ことがつながっているように感じて。そこで“泣きたいくらい幸せになれる”っていう言葉が浮かんだんです。それから杉本の作ってきた曲のメロディーを聴いた時にあてはまると思ったんで、こういう歌詞になりました。
- EMTG:そしてそして……来年、かなりのロングツアーが発表になりましたね!
- 杉本雄治:2011年、いろんな場所でライブをさせていただいた中で、僕らのライブに初めて来たっていう人が多いのを改めて感じたんですね。だから2012年はもっともっと自分達が行ったことのない場所に行って、もう一度自分達3人の音楽を、お客さんに近いところで届けようと。なので、31ヶ所のライブハウスツアーをやることにしました! 僕達が音楽を始めたのもライブハウスだったし、ライブハウスならではの距離感でしか伝わらないものもあるし、そこでひとりひとりに僕ら3人の思いを、ステージからしっかり届けたいんです。この3人だけで、どこまで鳴らせるのかっていうのはバンドにとっての挑戦でもあるし、近い距離で届けたいなと思ってます。
- 河邉透:インディーズの頃は、ライブハウスのブッキングマネージャーに、自分達で直接電話して「出してください」ってお願いしてましたからね。すべてを自分達で作り上げているっていう感覚をもう一度思い出したいなって。やっぱり3人で音楽を作っているんだっていう感覚がすごく好きで、それが楽しくてバンドを続けているんで、そういう意味でもこのライブハウスツアーはすごく面白いものになるんじゃないかなって思います。
- EMTG:さきほど「66番目の汽車に乗って」でも言っていたような、原点のライブになりそうですね! 近い距離でWEAVERが見れるチャンスですし、期待してます!
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リリース情報
お知らせ
WEAVER Live House TOUR 2012「Piano Trio Philosophy ~do YOU ride on No.66?~」
3月10日(土) HEAVEN’SROCK 宇都宮VJ-2
3月11日(日) 水戸LIGHT HOUSE
3月15日(木) 仙台darwin
3月17日(土) 盛岡club change WAVE
3月18日(日) 青森Quarter
3月20日(火・祝) 札幌 DUCE
3月23日(金) 金沢AZ
3月25日(日) 新潟LOTS
3月29日(木) 岡山IMAGE
3月30日(金) 高松DIME
4月01日(日) 松山サロンキティ
4月03日(火) 米子laughs
4月04日(水) 広島ナミキジャンクション
4月06日(金) 福岡DRUM Be-1
4月08日(日) 熊本DRUM Be-9 v1
4月11日(水) KOBE LIVEACT BAR VARIT
4月12日(木) KYOTO MUSE
4月14日(土) 長野CLUB JUNK BOX
4月15日(日) Live House浜松窓枠
4月18日(水) 千葉LOOK
4月19日(木) 高崎club FLEEZ
4月21日(土) 横浜BAYSIS
4月22日(日) HEAVEN’SROCK さいたま新都心 VJ-3
4月26日(木) 松阪M’AXA(三重)
4月27日(金) 岐阜CLUB ROOTS
4月29日(日) 甲府KAZOO HALL
5月01日(火) 山形Session
5月02日(水) 郡山CLUB♯9
5月05日(土) 梅田CLUB QUATTRO
5月06日(日) 梅田CLUB QUATTRO
5月09日(水) 名古屋CLUB QUATTRO
5月16日(水) 渋谷CLUB QUATTRO
5月17日(木) 渋谷CLUB QUATTRO
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください