UVERworld、2012年第1弾シングル「7th Trigger」リリース!

UVERworld | 2012.03.23

UVERworldが2012年最初に放つシングル「7th Trigger」は、攻めの姿勢を忘れないバンドの心意気が詰まったパワフルな作品。カッコいいギターリフといい、ハッとさせられる歌詞といい、UVERworldらしさ全開だ。カップリング曲の誕生にはUVERworldらしい遊び心もあって、聴き応えも十分。シングル発売後にひかえるライブツアーの意気込みも含め、ボーカルのTAKUYA∞とドラムの真太郎に制作エピソードをきいてきた。

EMTG:2012年、一発目のシングル「7th Trigger」ですが、めちゃめちゃカッコよかったです!まずは曲が生まれたいきさつから話していただけますか?
TAKUYA∞:1曲目の「7th Trigger」は今年、ホントに一番最初に“さぁ、作ろうかな”ってことで、とりかかった曲です。基本的にはシングルとして出したくなるような曲にしようって心がけてましたけど、1月6日くらいには作り始めてました。
EMTG:1月6日?まだまだ正月気分が抜けない時期ですよね?
TAKUYA∞:いや、実は年末12月25日のライブ(FC限定の日本武道館)のあとからしっかり休めましたから。で、僕はワンコーラスしか作らずに持っていったんです。
EMTG:ワンコーラスだけ?そこからどうやって広げたんですか?
TAKUYA∞:大概、ワンコーラスで雰囲気がつかめて、“いいな”って思える曲を広げるんです。でも、ザクザクと一気に出来た感じではないですね。何度も後戻りして何パターンも作ったし。
EMTG:曲だけ聴くと勢いも感じるし、一気に出来た印象があるけどね。
TAKUYA∞:いやー、そういう勢いは全然なかったですよ(苦笑)。結局1ヶ月くらいかかったんじゃないですか?
EMTG:取りかかったのは早いタイミングだったのにね(笑)。で、一体どこに間をかけたんですか?
TAKUYA∞:難しいな……どこに一番時間がかかったっていうものでもなくて、コツコツやっていた結果、トータル1ヶ月かかったっていう感じなんですよね。みんなのアイデアを一度形にしてみたりして。
EMTG:各メンバーの意見をやってみるということ?
TAKUYA∞:そうですね。もう信人とか、ムチャクチャなことを言ってくるんですよ(苦笑)。でも、それがよかったりする場合もあるんで、“これはないやろ!”って思っても、やってみるんですよ。実際、“やっぱりないわ!”っていうものもあるけど、カッコよくなる時もあって。
EMTG:でも、一度やってみたら納得できますもんね。歌詞はどうでした?
TAKUYA∞:デモの時点であったのは“どんなに食べたって太らない僕を見て君は言った「きっとこの世は不平等なものね」”だけで、あとは全部書き直しました……って、別にそれが一番言いたかったわけでもないんですが(笑)。
EMTG:そうですよね(笑)。
TAKUYA∞:あの1行はすごく気に入ってたんです。でも、歌詞を書こうと決めてから“何を書こうか”って考えて。
EMTG:じゃあ、曲も歌詞も、かなり再構築したんですね。次にカップリングの「バーベル」なんですが、モチーフが“裸の王様”ですよね。ヒネった歌詞がすごく印象的です。サウンドもかなりハードだし。
真太郎:最近、あまりこういうタイプの曲をやってませんでしたよね。だから、10代の頃を思い出しながら叩きました。
TAKUYA∞:曲調からして頭が振れる感じがいいなとは思ってますけど、この曲に関しては、詞について特に重点的に考えていたんです。そもそも、歌詞の一番最後のフレーズが2年くらい前に出来たものだったんです。
EMTG:そんな前に?
TAKUYA∞:5枚目のアルバム(=『LAST』)の中に「バーレル」っていう曲があって。で、それがカラオケで配信された日、ファンの子がBBSに“「バーベル」歌ってきました!”って書き込んでたんですよ。で、その書き込みをちょっと茶化したんです。“ああ、「バーベル」ってUVERworldの20枚目のシングルに入る曲やな”って。で、『LAST』のすぐあとに出したシングルで、「バーベル」のイントロだけ一瞬出したんです。それを20枚目のシングルでちゃんと形にして出そうと思っていたのに、肝心の20枚目で「バーベル」を入れるのを忘れたんですよ(苦笑)。
EMTG:それで21枚目に入ることに(苦笑)。でも、よく思い出しましたね。
TAKUYA∞:20枚目のシングル(=「BABY BORN & GO/KINJITO」)の発売前に、ファンから“あの曲、入ってるんですか?”って書き込みがあったんですよ。それ見てガーンときて(笑)。
真太郎:誰も気づきませんでした(笑)。
TAKUYA∞:スタッフに“大至急作るんで入れさせてください”ってお願いしたんですけど、時間的に間に合わず。その時は遊び感覚で作ろうと思ったけど、制作の時間もできたし、じゃあもう本気で作ろうと。それで21枚目に「バーベル」が登場したという。
EMTG:いいですね。そういう計画(笑)。
TAKUYA∞:とにかく筋肉にまつわる話ってだけは決まってましたね。
EMTG:まさに書き込みした子は、曲作りに参加したようなもんですよ!
TAKUYA∞:ホント、そうですね(笑)。
EMTG:3曲目の「AWAYOKUBA-斬る」は、ピアノが印象的に使われてますが。
TAKUYA∞:ピアノは際立ってますよね。この曲は、去年札幌に合宿してた時に作った曲ですね。
EMTG:なぜに札幌まで?
TAKUYA∞:その施設がいいんですよ。寝泊まりもできて、そのままレコーディングできるくらい、設備のいいスタジオで。札幌って乾燥しているから、楽器にもすごくいい環境なんです。
EMTG:まるでアルバム制作みたいな行程だったんですね。やっぱり今年最初のシングルってことで、特別に込めた思いもあったりするんでしょうか。
TAKUYA∞:いや、2012年だからでもなく、ホントに1枚1枚が勝負だと思ってるんですよ。常に崖っぷちのつもりで。
EMTG:それゆえのジャケット写真ですか!
TAKUYA∞:そうです。僕は高いところが全然大丈夫だってことを知っていたので。
EMTG:他のメンバーはかなり緊張の面持ちですけど(笑)。
TAKUYA∞:完全にビビッてますよね(笑)。真太郎は大丈夫だったよな。
真太郎:まぁ、メッチャ怖いわけじゃなかったんですけど、むしろ寒くて(苦笑)。もう怖いとかそういうことよりも寒いと。
EMTG:そして、新曲が出たあとには今年初のツアーも発表されてますが、意気込みは?
TAKUYA∞:ホールに加えて、ライブハウスツアーもアリーナツアーも予定してます。しかもZepp DiverCityのこけら落としをさせていただくことになりまして。これがメッチャ嬉しいですね。
EMTG:やっぱり「DiverCity?!」とか言って煽るんですか?(笑)。
TAKUYA∞:どうやろな……。
真太郎:それで今後、他のアーティストのライブでも煽り方が決まってくるからね(笑)。
TAKUYA∞:気の利いたやつ、考えときます(笑)。
EMTGまっさらなライブハウスでやる気分ってどんなでしょうね。
TAKUYA∞:もうメチャクチャにしてやろうと思ってます(笑)。
EMTG:じゃあ、今年はかなりライブ中心になりそうな1年ですか?
TAKUYA∞:あ、ライブをやりつつも、アルバムのレコーディングもするので、できればまたアルバムを出そうと思ってます!
EMTG:やはり忙しくなりそうですね(笑)。

【取材・文:海江敦士】

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リリース情報

7th Trigger(初回盤)

7th Trigger(初回盤)

2012年03月28日

SMR

1. 7th Trigger
2. バーベル ~皇帝の新しい服ver.~
3. AWAYOKUBA-斬る

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●TAKUYA∞
遠藤ミチロウ

DEVILOCKが解散したじゃないですか。で、プロデューサーの遠藤(憲昭)さんのインタビューで、“遠藤ミチロウ”の名前が出てきたんですよ。僕自身は全然どんな人物なのか知らなくて。で、そのDEVILOCKの遠藤さんが、なぜロックに目覚めたかっていう話をしていて、そこで“中学の時に遠藤ミチロウって呼ばれてた”と。で、その“遠藤ミチロウ”って人は、ライブ中にマスターベーションをしたり、かなり過激なパフォーマンスをしていたって語っていたんですよ。それで、一体どんな人やと。

●真太郎
けいおん!

『けいおん!』が、電車まるごとラッピングしたっていうのを知って調べたら、そのラッピング電車が走っているのが京阪電車で、僕が昔、地元で乗っていた電車なんですよ。そもそも『けいおん!』は、滋賀県にもともとあった学校の話を題材にしているらしいんです。だったら、滋賀が地元のUVERworldもラッピング電車やれないかなと思って、『けいおん!』のラッピング電車についていろいろ調べました。

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