SPYAIRが、早くもニューシングルを7月3日にリリース!
SPYAIR | 2013.06.28
- EMTG:3月にリリースされた「サクラミツツキ」も、テレビアニメ版『銀魂』のオープニングテーマ曲だった訳ですが、今作は映画版『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の主題歌ということで。
- UZ:はい。「現状ディストラクション」は、まさに、主題歌のお話を頂いてから書き下ろした楽曲でしたね。「サムライハート(Some Like It Hot!!)」と「サクラミツツキ」と今作の「現状ディストラクション」で、『銀魂』の主題歌をやらせて頂くのは3回目になるので、その繋がりももちろん踏まえてのところはあるんですが、3作を通しての音楽的な繋がりは、特に考えてはなかったですね。今回は、監督から、戦闘シーンに曲を使いたいというのを予め聞いていたこともあったので、そのシーンをより盛り上げれるような、なおかつ、自分たちの新曲としても、バンドとして今やるべきことを音に込めた1曲にできればなと思いながら作りました。
- MOMIKEN:歌詞は、普段SPYAIRがテーマとしている【現状打破】というモノを、ストレートな音に乗せていったという感覚でしたね。感情が溢れて言葉になってしまったっていうくらい、ストレートな歌詞になってると思います。
- EMTG:ストーリーを意識した点は?
- MOMIKEN:今回、先方からそこまでストーリーに沿わせてほしいという要望もなかったというか、すごく任せてもらえてた部分があったので、プロットを読ませてもらって、そことリンクする部分を考えながら、よりストレートに自分たちを描けた気がしますね。
- EMTG:すごく、“今のSPYAIRそのもの”を感じさせられたというか。
- IKE:うん。そうですね。それは歌っていても、すごく強く感じましたね。サウンドももちろん、すごくシンプルなメッセージだからこそ故に、パワーを持ってるなって感じたし。歌うときにイメージしたのは、“今じゃない、もっと先に行きたい。一歩踏み出したい”っていうとこでしたね。ロックだし、ぶち壊したいっていうイメージを強く持って歌いました。
- EMTG:“僕らに大事なものは いくつもないさ”っていう歌詞、いいよね。本当にそうだなって思えた。大切なモノや大事なモノって、そうそういくつもないんだよね。改めてそう思ったよ。
- IKE:そうなんですよね。本当に大事なモノって、たくさんないんですよね。俺もそこ、本当に共感しました。
- EMTG:サウンド面で、すごく力強さを感じたのは、2回目のBメロのサウンド感。2バスでドラムが畳み掛けていくところに、グッとくるものがあったんだよね。1回目のBメロにはないところがまたね、前に進んでいる感じがしていい。
- UZ:ドコドコいうとこですね!
- IKE:おっと! すごいじっくり聴いてくれてますね! 嬉しい!
- KENTA:はいはい! 2バスで攻めてるとこですね! 1回目と2回目で抑揚を付けた感じですね。1回目は、そこまで抑揚を付けず、Bメロからサビに繋げているんですけど、2回目のBメロでは勢いを付けてサビに繋げたかったので、2バスで攻めていったんです!
- EMTG:不思議だったのが、普通はそういう抑揚って、イヤフォンで聴いたときの方が迫り来る感じをダイレクトに感じるものなんだけど、ここの抑揚は、スピーカーで聴いたときの方が広がりがあって、すごく音に変化を感じたんだよね。スピーカーで聴いた方がワイルドだったというか。
- UZ:うんうん。今って、イヤフォン向きの音楽が増えてるんですよね。ローを極端に無くして構成してあるというか。
- KENTA:そうだね。妙にアタッキーにしてあるっていうかね。
- UZ:そう。でも、SPYAIRの音は、スピーカーで聴いても広がりと力強さを感じてもらえるように考えて作っているんですよ。そこは意識してやっていることでもあるので、そこを感じ取ってもらえたのって、すごい嬉しいですね。
- KENTA:空間で鳴ってる音っていうのも感じてもらえたんだと思うんですよね。
- EMTG:ベースも音の切れ間で、すごく上手くフレーズを目立たせてるよね。
- MOMIKEN:おぉ。そう伝わってくれてたのだとしたら嬉しいですね。なんか、この曲のフレーズは頭で考えたというより、感覚で入れていったんで、それが伝わってくれてたら嬉しいなと思います。聴こえるモノというより、体感するモノっていうイメージなんですよね、ベースって。そのためには、グッと押出す部分と引く部分があってこそだと思っているので、出るとこと引くところはいつもすごく意識しながら弾いてます。
- UZ:ギターに関しては、3月にリリースした「サクラミツツキ」、5月にリリースした「虹」、そして今回の「現状ディストラクション」の3枚のシングル共、ギターソロを入れたんです。そこは絶対でしたね。今回、曲を作る段階で、ギターソロは絶対に入れようというところから作曲を始めたんです。俺は、その曲がギターソロを必要としていなければ、無理矢理ギターソロを入れる必要はないと思っているんですけど、自分的に、この3作に関しては、無理矢理にでもギターソロを入れたかったんです。
- EMTG:ギターソロが絶対だったのはどうして?
- UZ:最近のバンドサウンドって、ギターがフィーチャーされることが少なくなってしまってると思うんですよね。時代的なモノでもあると思うんですけど、俺はそれをあまりカッコイイと思えなくて。ギターソロがなくても、しっかりとギターが主張出来てるバンドサウンドだったらいいと思うんですけど、もっとギターを前に出したいなって、今回は思ったんですよね。エレキギターってバンドの象徴でもあると思うし。今の時代だからこそ、ギターをガッツリと前に出したロックをやりたいなって思ったんですよね。
- EMTG:ある意味時代に逆走する感じというか。
- UZ:そう。やっぱね、ここまで来ると、逆走することが新鮮だと思うんですよね。今、10代の奴らとかって、ギターソロがバリバリに入ってたロックをあんまり知らないと思うんですよね。俺等くらいの年代だと、ギターソロがあって当たり前で、ギターが前面に押出されたサウンドこそがロックな時代に育ってきたから、なんか、今それをやるのは、時代遅れというか、ちょっとダサイ感じがしちゃうとこもあったりするんだけど、今は時代が巡って、またそこをカッコイイって思えるんじゃないかなって思ってるんですよ。
- EMTG:たしかにね。バンドサウンドに同期が用いられることが少なかった私たち世代は、こういうギターソロを聴くと、懐かしくてカッコイイけどね。
- MOMIKEN:うんうん。俺等ですらも、もうそこは懐かしいって思っちゃいますからね。
- KENTA:ギターソロなんてのはロックバンドの象徴だったし、ギタリストはヒーローだったからね。
- UZ:俺等が音楽に目覚めたときって、ロックバンドが全盛の頃だったからね。L’Arc?en?Ciel、GLAY、LUNA SEA、X JAPANとか、ギターソロがあって当たり前でしたからね。
- IKE:洋楽のハードロックの流れを汲んだバンドが多かったから、ギターはヒーローでしたからね。ギターソロも曲の見せ場でもあったし。
- UZ:ギターを始めたのも、そんなソロを弾きたいと思ったからだったし。俺の場合は、Hi-STANDARDがきっかけだったんですけどね。敢えて、今の時代に自分の原点に戻ってみたくなったというか。「現状ディストラクション」は、そんな思いで作った楽曲でもありましたね。
- IKE:自分たちのルーツでもあり、原点を感じるモノでもあるから、すごく心地よいんですよね。バンドが出しているモノって、言葉みたいに直接的ではないけど、すごくパワーが伝わるモノであって、そんな中でギターのサウンドというのは、バンドサウンドの中で一番解りやすく存在しているモノなんじゃないかなって思うんですよね。さっきのドラムの抑揚の話しじゃないけど、抑揚を付けているのが解りやすく見えるのはボーカルの歌なのかもしれないけど、実は、ギターやドラムやベースの音の抑揚があってこそ、歌が音に押出される感じなんですよね。今回は、それをすごく感じた1曲でもありました。
- EMTG:なるほどね。でも、そうやって自分たちの原点に立ち返れているのも、デビューから3年、結成からは9年?
- IKE:うん、9年目になりますね。
- UZ:後付けで6月9日を結成日にしたんです(笑)。2005年の6月9日が結成日です!
- IKE:ロックバンドなんでね(笑)。
- EMTG:69(ロック)ね(笑)。さっき、冒頭で、「現状ディストラクション」は、自分たちが今思っている気持ちが強く込められたモノだって言っていたけど、やはり9年というバンド人生の中で、現状を打破したいなという葛藤はあったりしたの?
- IKE:ありますあります。すごくありますよ。今、現状もまさにありますからね。
- EMTG:それは個人的に?
- UZ:いや、バンドとしてですね。バンド自体を大きくしたいっていうことは常に思ってますからね。でも、音楽的な面で、納得いってないモノを世に送り出した経験は一度もないので、そこは恵まれているのかなって思いますね。ミュージシャンが音を作る上で、いろんな葛藤にぶち当たるのは、当然のことだし、そこを苦労だとは思っていないんです。
- EMTG:でも、前作の「虹」では、生み出すまでにいままでにないくらいの苦しみを要したとか。
- UZ:「虹」はそうでしたね。どうしてもこの楽曲で、何かを掴みたいって自分の中で強く思っていたこともあって、すごく苦労したんです。
- KENTA:「虹」は、すごく苦労して生み出した1曲だったからこその思い入れもありますね。本当に、もう出ねぇよ……ってとこまで追い込まれてましたからねUZ。だからこその1曲だと思いましたね。
- UZ:「虹」に比べて「現状ディストラクション」は、いままで自分がやってきたことや、自分のルーツを惜しみなく出していこうという曲作りでもあったので、そこはベクトルがまったく違いましたね。
- MOMIKEN:でも、「虹」があったからこそ、今回の「現状ディストラクション」が生まれたというのもあると思いますけどね。楽曲的な意味ではなく、良い物を生み出そうと1つのモノに向かえた精神状態になれた強さという意味でね。「虹」は、それほどまでにスケールのデカイ曲だったと思うから。いままでも、アルバムには、「虹」みたいなスケール感の大きい楽曲もあったけど、そこまでSPYAIRを知らない人が、そこに辿り着いてくれることってなかなかなくて、こういう曲をシングルとしてリリース出来たことで、“SPYAIRはこういう曲も出来るバンドなんだ”ってことを、広く知ってもらえるきっかけになったんじゃないかなと。それも含め、1つ1つの経験があってこそ、ここまで続けてこれたからこそ、今回の「現状ディストラクション」が今、生み出せていると思うんです。
- UZ:そうだね。楽曲面での直接的な繋がりはなくとも、前作の経験があってこその今だと思うから。けど、俺は、ミュージシャンはアルバムを作ることで、1つ学んで、またそこから大きく成長すると思うんです。去年2ndアルバムをリリースしてからすぐ3rdアルバムの作成にとりかかってるんですけど、さらにこの先に進める手応えを感じているんです。
- KENTA:めちゃめちゃ楽しみですね。
7月3日にリリースされるニューシングル「現状ディストラクション」は、7月6日より全国公開される人気コミック『銀魂』の映画版『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の主題歌である。過去にもテレビアニメ版で2度主題歌を担当している彼ら故、今作にかける気合いは特別なモノがあったという。
主題歌としてはもちろん、今後のSPYAIRの核となるであろう今作が生まれた経緯を訊いた。
【取材・文:武市尚子】
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『TREASURE05X 2013』は、地元愛知の蒲郡であるロックフェスなんですけど、今年も8月31日に蒲郡であるんです! そこにSPYAIRも呼んでもらったので、他にはどんな出演者が出るかをチェックさせてもらおうと思って。すごくいいアーティストさんがいっぱい出るので、熱いフェスになると思います! ぜひ、遊びに来て下さい!。
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僕、基本出不精なんで、サイズがわかってる靴に関しては、ネットで買うんですよ。それで、どうしても欲しい、黒のトゲのついてるドクターマーチンのサンダルがあって、それを買おうと思って検索したんです。でもサンダルってこともあるので、サイズを試したいなと思いお店に行ったんですけどソウルドしてたので、検索して購入! 届くの楽しみだなぁ?。
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2013/08/31(土)愛知県 蒲郡ラグーナビーチ
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
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