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TRICERATOPS WINTER TOUR 2013、最終日の様子をレポート!

TRICERATOPS | 2013.12.16

 ツアーファイナルであり、TRICERATOPSにとって初めてのZepp DiverCity TOKYOでのライヴであり、さらには和田唱(Vo&G)の38歳の誕生日であるという、たくさんの意味を持ったこの日。会場に足を踏み入れると、リリースツアーでもないのに、フロアはギッシリと埋め尽くされている。待ちかねたオーディエンスが手を叩きだすと、ミラーボールが回り出し、暗闇の中に3人の姿が! 「Star Jet」を演奏しながら、じわじわと会場が明るくなっていく。「LOONY’S ANTHEM」で会場中の手を挙げたところで、和田が一言。「ハロー、トーキョー! 今日はモヤモヤとか、そっち系のことは、全部晴らしていって下さい」。ただひたすらに楽しく、気持ちがいい夜のはじまりだ。

 そしてさっそく、3人からプレゼントが。「今日は新曲を何曲か用意しています」ということで、まず披露されたのは「Flash!」。アグレッシヴなギターからはじまる、ライヴ映えするナンバーだ。リリースがない間もライヴを積み重ねてきた真価を、彼らはしっかり新曲に落とし込んでいた。さらには今夏に活動していた宮沢和史とのユニット、ミヤトラの曲である「氷のブルー」でブルージーに盛り上げる。そして「SHORT HAIR」では、和田がステージを動き回りながらハンドクラップを求め、どんどん会場は一つになっていく。演奏を終えても、「テストです。(1階の)段になっている後ろのみんながターゲット。オーイェイ?」とコール&レスポンスを行い、その後は2階、1階の前方と、ターゲットを変えてテスト。オーディエンスは満点なレスポンスを返していた。

 そんなほっこりしたムードをさらに高めたのは、続いてのアコースティックコーナー。まずは「仲直り」でロマンティックな空気に染め上げる。かと思いきや、最近テレビで披露した平井堅の歌い方の真似(和田曰く“堅さんジメ”)を和田だけではなく林幸治(B)がベースを置いてまで披露するというレアな場面も。さらには、林がゆずの入浴剤をファンからよくプレゼントされるという話から、林と吉田佳史(Dr)がゆずの「夏色」を熱唱! な、何でもアリ過ぎる! そして、林と吉田が歌うレアな「ハンマー」を終えたところで、フロアから「ハッピーバースデイ!」と声が飛ぶ。すると、林がベースで「ハッピーバースデイ」を奏で出し、オーディエンスが歌ったところで、ケーキが登場! まさに、みんなで和田を祝福した時間だった。その後の「2020」はいつも以上に温かかった。

 後半戦はこれまた新曲「ゴースト」からスタート。「MILK&SUGAR」でコール&レスポンス、「TATOO」でハンドクラップを起こし、林と吉田のセッションへと繋げ、彼らのライヴでしか味わえない瞬間を畳み掛ける。さらには、「GOING TO THE MOON」、「FUTURE FOLDER」「Jewel」と鉄壁のナンバーを続けて、熱く熱く締め括った。

 3人ともTシャツに着替えて登場したアンコールにも、人懐っこい「恋するギター」という新曲が控えていた。そして和田が、「連絡事項なかった?」と問い掛けると、林がステージ袖へ。マネージャーから紙を受け取って、和田に渡す。その幾つかの発表の中には、「いつか約束出来ないけど、来年の真ん中より前には」遂に、遂にニューアルバムをリリースするというものも! 歓喜の中で、「Raspberry」を響き渡らせて、ステージを降りた。……しかし、拍手は止まない! すると、再び3人がステージへ! 和田が「素敵なサンパチの誕生日でした」と言い、「全力でいくんで、全力で踊ってもらっていいですか!? 頼むよ、見てるよ!」と呼び掛け、「FEVER」へ。年の瀬に相応しい大団円となった。攻める時は攻め、抜く時は抜く。この日も、素晴らしいショウの基本を見せてもらった気がする。いよいよ新しい展開が見られそうな2014年、さらに彼らに期待して間違いない!

【取材・文:高橋美穂】
【撮影:山本倫子】

tag一覧 ライブ 男性ボーカル TRICERATOPS

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[DVD]12-Bar“13”

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2014年02月19日

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1.LOVE IS LIVE
2.ACE
3.2020
4.オレンジライター
5.HAPPY SADDY MOUNTAIN(with KAN)
6.世界でいちばん好きな人(with KAN)
7.シラフの月(with 山崎まさよし)
8.セロリ(with 山崎まさよし)
9.I GO WILD(with 吉井和哉)
10.球根(with 吉井和哉)
11.瞳はダイアモンド
12.イケナイコトカイ
13.言葉にできない
14.FEVER(with 小田和正)
15.ラブ・ストーリーは突然に
16.ふたつの窓
17.あのね Baby
18.ロケットに乗って
19.恋のバッド・チューニング
20.ANYDAY

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MIYATORA

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2013年11月06日

BounDEE by SSNW

宮沢和史&TRICERATOPS

ディスク:1
1. STIMULATOR(作詞作曲:宮沢和史)
2. 氷のブルー(作詞作曲:和田唱)
3. カントリーロードが聴こえる(作詞作曲:宮沢和史)

ディスク:2
宮沢和史&TRICERATOPS TOUR 2013“フーテンのミヤトラ”@リキッドルーム

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セットリスト

TRICERATOPS WINTER TOUR 2013
2013.12.1@Zepp DiverCity TOKYO

  1. Star Jet
  2. あのねBaby
  3. LOONY’S ANTHEM
  4. Flash!
  5. Warp
  6. 氷のブルー
  7. SHORT HAIR
  8. 仲直り
  9. ハンマー
  10. 2020
  11. ゴースト
  12. MILK&SUGAR
  13. TATTOO
  14. New Bass&Drums Groove!
  15. GOING TO THE MOON
  16. FUTURE FOLDER
  17. Jewel
Encore
  1. 恋するギター
  2. Raspberry
Encore2
  1. FEVER

お知らせ

■ライブ情報

rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN13/14
2013/12/31(火)幕張メッセ国際展示場1?8ホール

THE SOLAR BUDOKAN 2014 IN SHIBUYA Vol.1
2014/02/17(月)渋谷CLUB QUATTRO

TRICERATOPS presents DINOSAUR ROCK ’N ROLL 6
2014/04/11(金)SHIBUYA AX
2014/04/12(土)SHIBUYA AX

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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