好きな人に渡してもらいたい。告白するシーンが頭に広がっていくソナポケの新曲

ソナーポケット | 2011.04.25

 昨年あたりからアリナミンのCMイメージソングの「あなたのうた」や、レコチョクランキング1位を獲得した「好きだよ。~100回の後悔~」のヒットで、何かとソナーポケットの曲を耳にする機会が増えてきた。今や同世代のみならず、幅広い世代から支持を受けるラブソングの名手として、人気急上昇中の彼ら。そんな彼らが、まさに究極のラブソングともいうべきニューシングル「ラブレター。~いつだって逢いたくて~」をリリースする(4月27日発売)。この4月、すでに着うたランキングでは1位を獲得しているだけに、注目必至のナンバーだ。今回は“ラブレター”にちなんで、メンバー3人が恋愛観(?)をまじえながら楽曲について話してくれた。


EMTG:4月9日にShibuya O-EASTにて行われたワンマンツアー「ソナポケイズムVol.2」は、笑顔にあふれた素晴らしいライブでしたね! 開催にあたってはいろいろ考えられたようですね?
ko-dai:ライブを自粛してるアーティストもいたし、どういう顔をして歌ったらいいんだろうって。東京は計画停電もあったので、電力を使うのもどうなのかなぁと。でもそこに1200人が集まったんだったら、1200人が家で使う分の電力量に変わることができるのかなとか、いろんなことを考えましたね。その日も仙台から来てくれた子がいたんですけども、“被災地でも音楽を通して元気をもらってます”とか“笑顔になってます”っていうメールとか書き込みを読んで、ここで止まるのは違うなと思って。
eyeron:うん、俺らがヘコんで止まってたらダメだと思ったんですよね。俺ららしく音楽でメッセージを伝えて、それで笑顔を増やしていくのが、俺らの役目だと思っているんで。それはO-EASTでもしっかり出し切ったし、観に来てくれた人もちゃんと受け取って楽しんでくれたと思うから。
matty:ライブという伝える側の立場の人間として、自分たちが殻に閉じこもって何も発信しなかったら何も変わらないと思うので。結果やっぱやってよかったなと思うし。
EMTG:それで勢いあまって客席に飛び込み、オーディエンスと一緒に楽しまれたんですか?(全員爆笑)
matty:あとで映像を確認したら、ノリノリでしたね(爆笑)。ちなみに隣の子に“楽しい?”って聞いたら、“楽しいです”って言ってました。一応アンケートを取りつつ……(笑)。
EMTG:ライブでも披露された今作「ラブレター。~いつだって逢いたくて~」ですが、“ラブソングをたくさん歌ってきた上で歌いたいラブソング”を作られたそうですね。
ko-dai:「100年先まで愛します」っていう配信シングルを出してからのアルバム(『ソナポケイズム~あなたのうた~』)では、未来を歌った曲とか、失恋した時に過去を振り返って思い出す曲が多かったんですね。現在進行形の恋愛でいて、その恋愛の原点に返った曲って、ソナーポケットとして歌ってないなと。アルバムの中に「好きだよ。~100回の後悔~」っていう曲が入っていて、それは別れの曲でも次の恋に進んでもらうポジティブなラブソングなんですけど。そこから繋がっていくような感じで出したかったので、原点に返った恋愛の曲を書いてみたいと思ったんですよね。
EMTG:詞中のメールや電話にまつわるエピソードは、恋したことある人なら誰でも一度は経験のあることですよね。
ko-dai:自分が恋した時って、右も左もわからなくなるぐらい前しか見えなくなるし、本当に苦しいぐらい好きだったよなぁって思って。僕自身、20代超えてから実際にメールや電話のくだりのようなこともあって。そのひとつひとつで一喜一憂しちゃうタイプなんですけど。後々確認したら2人もそういう経験があったっていう。
EMTG:優しくも熱のこもった歌声で歌われていますね。
ko-dai:この1曲で告白するようなイメージなので、最後のほうに告白の一番の大盛り上がりがくるように、結構激情的に歌いましたね。
eyeron:わりと僕は今まで早口とかラップが多かったんですけど、よりメロディーに抑揚をつけたいなと思って、優しく歌うほうに自然となりましたね。
EMTG:また、生のストリングスが入ったトラックも、歌詞の世界をよりドラマチックにしていますね。
matty:さっきko-daiが言ったように、原点に戻るという意味合いがあったから、僕たちのデビュー曲「Promise」の時のストリングスチームに録ってもらったんですよ。 ko-dai:だからソナーポケットの新たな一歩でもあり、原点でもあり、すごく新鮮なラブソングかなと思います。
EMTG:ちなみに皆さん、ラブレターって書いたことありますか?
3人:あります、あります!
ko-dai:僕とeyeronは、付き合ってる彼女とかいたら、記念日だとか誕生日だとかにプレゼントと一緒に手書きの手紙を渡したりします。mattyさんは……ねぇ?
matty:僕は特にケンカした時にあえて書きます。
eyeron:いわゆる謝罪文(全員爆笑)。
matty:ラブレターという名の謝罪文、反省文ですね(笑)。言葉にして“ごめん”って言っても、“何に対してごめんなの?”って言われるじゃないですか?(全員爆笑)
ko-dai:“ごめんねって言えばいいと思ってんの?”とかね(全員爆笑)。
EMTG:すごくわかります!(笑)。2曲目「一期一会」ですが、ロック色の強いイントロで始まるライブ感ある曲ですね。
ko-dai:ライブが想像できるというのはこの曲の一番いいところで、ライブをした次の日に書いた曲なんですよ。
EMTG:まさにファン1人1人との出会いを歌っていますね。
ko-dai:やっぱ元気になってもらいたいなって思って。
eyeron:うん、それが一番だよね。
EMTG:エフェクトのかかった歌声も印象的でした。
ko-dai:それで“現在と過去と未来”を表現してるんですよ。
eyeron:そういう今までにない試みもできた曲ですね。
EMTG:3曲目には「好きだよ。~100回の後悔~(アコースティックVer.)」が収録されていますが、やはりアコースティックバージョンもいいですねえ!
matty:ありがとうございます。もとのメロディーがいいのでね。
EMTG:「好きだよ」が収録されることで、更に「ラブレター」のメッセージ性が強く心に届きますね。
ko-dai:そうです。100回後悔しないようにね、好きな人に想いを伝えて欲しいなという気持ちもあって。あと、この3曲でソナーポケットのライブも観えてくるのかなと思うんですけど。
matty:だから、アルバムを作るイメージで選曲した感じですよね。ミドルなものと、速いものと、スローバラードとっていう。
ko-dai:1曲目で笑顔になって、2曲目ではしゃいで、3曲目で泣いてもらって(笑)。
EMTG:忙しいですね(笑)。でも本当にいろんなソナーポケットが楽しめますね!
eyeron:今作で初めて俺らを知ってくれた人には、ソナーポケットの音楽がわかりやすく伝わる1枚になってるんじゃないですかね。
ko-dai:「ラブレター。~いつだって逢いたくて~」は好きな人に渡してもらいたいなとか、「一期一会」は新生活始まってちょっとつらい友達に渡してもらえたらいいなとか、「好きだよ。~100回の後悔~」は失恋した友達に渡してもらえたらいいなとか思ってて。そんな誰かに渡したくなるような1枚に仕上げることができたかなと思いますね。

【 取材・文:牧野りえ 】

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ビデオコメント

リリース情報

ラブレター。~いつだって逢いたくて~

ラブレター。~いつだって逢いたくて~

2011年04月27日

徳間ジャパンコミュニケーションズ

1. ラブレター。~いつだって逢いたくて~
2. 一期一会
3. 好きだよ。~100回の後悔~(アコースティックver.)

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INFORAMTION

■ライブ情報

♪Sonar Pocket ツアー
会いたかったメンバー
いつでも帰る場所があるんだTOUR 2011
~デビュー3周年SPECIAL!!!~


◆2011年9月1日(木)
代官山UNIT

◆2011年9月3日(土)
Zepp Nagoya

◆2011年9月8日(木)
大阪BIGCAT

◆2011年9月9日(金)
福岡DRUM Be-1

◆2011年9月17日(土)
仙台darwin

◆2011年9月18日(日)
赤坂BLITZ

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