Acid Black Cherry、5ヶ月連続リリース第1弾はハードなアップチューン。動画コメントも!

Acid Black Cherry | 2011.09.21

9月21日発売のニューシングル「ピストル」から、5ヶ月連続でシングルをリリースするという荒ワザに挑戦するAcid Black Cherry。第一弾となる「ピストル」は、yasuお得意の艶っぽい歌詞を気持ちよく歌い上げた王道ロックチューンだ。
制作秘話を聞きながら、予想外(?)のyasuの本音もチラリと飛び出し、スリル満載のインタビューが到着!

EMTG:さすがに5ヶ月連続リリースの第一弾だけあって勢いのある曲がきましたね。しかも、「ピストル」というタイトルがすでにエロいと思ってしまいました(笑)。
yasu:そうなんですか?(笑)。
EMTG:まぁ、エロさはともかく(笑)、やはり連続リリースの第一弾はハードな楽曲で攻めようというのは決めていたんですか?
yasu:歌詞の内容は置いておいて、曲はゴリゴリした方がいいなとは思ってました。それに5枚もリリースするわけだし、いろんな部分が見せられるじゃないですか。だから、まず一発目はこれでいこうと。
EMTG:歌詞についても、当初からAcid Black Cherryらしいエロティック路線で……というイメージはあった?
yasu:「ピストル」に関しては、仮歌詞で何となく歌っていた部分も使ったりしているんですよ。何かエロいとかそういうことを切々と言われると恥ずかしいですよね(笑)。サラッと言われるのはいいんですけど。
EMTG:あ、最初にエロいエロいと言っておいて何ですけど、実は曲から受ける印象は極めてサラッとしてますよ。健康的なエロさですよね。
yasu:そうですか! じゃあよかったです!
EMTG:その辺の表現って、かなり考える方ですか?でも、結局あまりオブラートに包んでないもんね、言葉としては。
yasu:その包み方にもよりますよね。実はちゃんと言わないことの方がエロかったりするじゃないですか。自分としてはそういう方が好きだったりするんですけど、今回のシングルは曲調がロックチューンですからね。ここはもう下世話にいこうかなと。ただ、その辺の表現に関してはもうマヒしてまして(笑)。そんなにエロくないなって印象だったんですけど、まわりからは言われるんですよ (笑)。
EMTG:どのように?
yasu:“子供には聴かせたくないよね?”とか(笑)。でも俺の中では、毒にも薬にもならないものはよくないと思ってるんで。毒ならとことん毒がいい!……みたいな。どっちつかずな歌詞だったら存在意義がないかなって思っちゃうんで。
EMTG:サウンドメイキングの方はいかがでした? 結構すんなりと作れた感じですか?
yasu:いや、時間はかかりました。こういう楽曲って押し出しが命なんですけど、エンジニアさんは歌を前面に出そうとするじゃないですか。そう すると歌が浮いてしまうと。その辺のやりとりに苦労しましたね。
EMTG:7月23日に行った野外のフリーライブ(=富士急ハイランド・コニファーフォレスト)でも、「ピストル」をいち早く披露しましたよね。ライブでの感触はどうでした?
yasu:正直、曲はまだ自分の中に入ってきてなかったと思いますし、お客さんも実は“知ってる曲やって欲しいな”って思ってたんじゃないですかね(苦笑)。
EMTG:そんなことないでしょう! 新曲が早く聴けて嬉しいはずですから(笑)。では続いてカップリングについてなんですが、毎度カップリングにはカバー曲を収録してますよね。今回はWANDSの「愛を語るより口づけをかわそう」なんだけど、これはもう世代的にはずせない感じ?
yasu:そうですね。十代後半だったかな、カラオケでもよく歌ってましたし。
EMTG:それ、おいしいよね。WANDSとかカラオケでうまく歌えたら絶対モテるし。
yasu:モテないですよ全っ然(笑)。しかも、昔は女の子とカラオケ行く感じじゃなかったですもん。男同士で行ってた方が多かった気がするな。
EMTG:もったいない! 歌のうまい男子がカラオケでWANDSとかバッチリ歌ったら、当時はもう“ステキ?っ”って話じゃない?
yasu:それで女の子は落ちるんですか? 俺、そんなまどろっこしいことしないですよ(笑)。
EMTG:おおっ、さすが!(笑)。
yasu:だったら「俺はお前とSEXしてからお前のことを知りたいタイプだから」って言いますよ(笑)。
EMTG:ここまで言うと清々しい! ストレートな歌詞の秘密がわかった気がしますね(笑)。ちょっと話はそれましたが、「愛を語るより口づけをかわそう」はやっぱり思い出のある曲ですか?
yasu:WANDSさんは好きでしたからね。もちろん、他にも好きな曲はたくさんあったんですけど、みんなが口ずさめる曲ってこれかなって思って選びました。
EMTG:アレンジも原曲に近いですね。
yasu:やっぱり原曲がわからなくなるようなアレンジだとイヤじゃないですか?そこはカバー曲だと毎度、気をつけてますね。
EMTG:しかしこれ、すごくさわやかな曲なんですけど、今の話の流れから、だんだん違うイメージに思えてきました……。
yasu:だって“好きだ”って言うよりも“やろうよ”っていう歌じゃないんですか?(苦笑)。言葉よりも触れたいってことでしょ?曲調にまどわされてますよ!
EMTG:まぁ、もともとさわやかな曲ではありますけど。あ、でも今ラブソングとしてカラオケで歌うなら、やっぱり「ピストル」でストレートにいくのがいいのかな。
yasu:いいですね! 歌ってもらいましょう! そして女の子を落としてもらいましょう(笑)。でも……モテますかね(苦笑)。
EMTG:たぶん気持ちはアガりますよ!
EMTG:さて、気になるのは、このあと続く第2弾、第3弾……の音源達ですが、今のところ仕上がり具合はいかがですか?
yasu:今、第2弾の音がぼちぼち出来上がりつつあります。まだ仕上げが残っているんですけど、録りは終わっているので。と同時に第3弾の録りに入る感じですね。
EMTG:何だか作っても作ってもレコーディングで大変ですね(笑)。
yasu:制作は続きますけど、アルバムと違って凝縮された感じになるので、気持ち的には楽ですよ。
EMTG:ちなみに第2弾はどんな楽曲?
yasu:次のはですね、制作にすごくお金がかかってます(笑)。詳しくはまだ言えないんですけど。
EMTG:ほう。楽しみですね。豪華なやつを期待してます!

【 取材・文:海江敦士 】

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