CHEMISTRYの新曲は、ヒット曲「My gift to You」の続編。ツアー決定、動画コメントも!
CHEMISTRY | 2011.11.30
デビュー10周年を迎え、この春から夏にかけてアニバーサリーツアーで全国を回ったCHEMISTRY。彼らからニューシングルが到着した。
タイトルは「eternal smile」。ロマンチックなメロディーを、ふたりの声で、極上のカシミアのようなぬくもりある歌に仕上げた、ウィンター・バラードである。
サンリオ2011クリスマステーマソングとして書き下ろされた今作。オファーの際“冬のバラードならCHEMISTRY。「My Gift to You」のような曲を……”というリクエストがあったそうだ。約、10年前。自分達の日常を彩った曲として「My Gift to You」が、今でもたくさんの人の中で生きている。歌位置づけてきたことへの価値を見いだせる、アーティスト冥利に尽きるエピソードではあるまいか。
10年前の冬。たくさんの人の思いに寄りそった、温かなバラード「My Gift to You」。この曲の10年後を描いたのが「eternal smile」だ。
あの日とは、違う温かさが、この冬、あなたを包む。
- EMTG:「eternal smile」のレコーディング中のお2人の様子は? またどのような気持ちで挑みました?
- 川畑:この曲のレコーディングのあたりって、堂珍がお芝居をやってたんですよ。だから、僕一人で仮歌も含めて、すっげぇ歌ったなって印象がありますね。仮歌を歌いすぎて、自分の中に1回、歌のイメージができちゃって。本チャンの時に、そのイメージをまっさらにするのは、ちょっと手こずりましたけど(笑)。でも、僕自身もソロライヴがあって、いろんな曲をいろんな歌い方をする事で、うまくリセットできて。あとはこの曲のテーマでもある、温かさを、「My Gift to You」の世界観を思い出しながら歌っていきましたね。
- 堂珍:今回の「etrnal smile」は、「My Gift to You」の続編なんですけど、聴いて“「My Gift to You」は好きだけど、新曲はあんまり好きじゃない」っていうのは、絶対にイヤだなと思ったんですよね。そういう気持ちもあって、ちょっとこだわったところがあって。「My Gift to You」って、曲の終わり方が、ハーモニーで終わってすごく綺麗なんだけど、結構さっぱり終わってると思うんですね。僕、そこがいいなと思っていて。だから「etrnal smile」も、そういう感じで終わるのがいいと思った。だから、レコーディングでは、そのニュアンスに命をかけました(笑)。最後、ちょっとだけこぼれたような、息がこぼれて、絶える……みたいな、走っててフッとやめちゃう感じっていうのかな……そういう歌い方が曲に合ってると思ったから、こだわりましたね。
- EMTG:「CHEMISTRYにとってのバラード」と言われた時、どういう解釈を持っています?
- 川畑:なんか……今の質問で、僕、デビュー当時をふと思い出したんですけど(笑)。バラードって気持ちの乗せ方が重要で。言葉もはっきりしていないと表情が出て来ない。だから昔からすごく難しいなと思っていたんですね。それは今もあまり変わらないかな(笑)。技術じゃないところの難しさがあって、そこがすごく重要だと思っているので。でも、10年歌ってきた中で、バラードって、僕達の最大の武器のひとつだとは思うんですね。まず、バラードってイメージがある。基本、そういうイメージがあるから、違う事……例えば、ダンサーを伴ってダンスをやると、はっきりとメリハリが出てくる。だからひとつの武器だなと思うし、あとは、すごくこう……聴いている人に寄り添えるのが、バラードだと思いますね。
- 堂珍:10年歌ってきて、例えば……歌詞のストーリーの、想像だけで歌うのが、なかなか難しいって事もあるんですよね。何かこう……自分の記憶の中のフラッシュバックでもいいから、リアルに重なるところが欲しいなと思うようになった。そうやってずっと歌ってきた中で思うのは、バラードって育っていくものなんだなって。他の曲ももちろん育っていくものだと思うんだけど、これまでたくさんのバラード曲を歌ってきたので“あぁ、育ってる”と感じる事は、バラード曲の方が多かったように思うんですよね。あとは、僕自身、音楽を好きになったきっかけが、バラードだったんですね。だから、自分にとっては原点、出発点だと言えると思うんです。自分にとって、CHEMISTRYのバラードは、歌う事の原点、出発点ですね。
- EMTG:次のアルバムレコーディングも、そろそろ大詰めに入った頃でしょうか?
- 川畑:前のシングルもそうでしたけど、今回のシングルでもカップリングに、それぞれのソロ曲が入っているんですよね。その流れは、アルバムにも通じていて。だから、CHEMISTRYの曲と、それぞれのソロ曲が聴けるアルバムになるかな、と。先日、CHEMISTRYとしての曲が出揃ったんで、だいたいどんな曲が入るか、ほぼ見えてきた段階ですね。自分達の中では、これまでいろんなジャンルの歌を歌ってきたって思っていますけど、それは今回もそうで。なんか……例えば、CHEMISTRYのジャンルは何ですか? って聞かれても、正直、どのジャンルでもないと思うんですよね。大きく括って、強いていうなら、J-POPだと思ってる。まぁ、あまり深く考えないで、サラっと思っているだけですけどね(笑)。でも、だからこそ、何でもできるっていうか……何でも歌えるっていうかね。CHEMISTRYだからできる、歌える……っていうよりは、まだやっていないだけで、何でもできるのかもしれないっていう感じがするんですよね。次のアルバムは、来年2月からCHEMISTRYとしてツアーが始まるので、そこを見据えて、一緒に踊れるものもあるし、歌えるものもあるし、もちろんバラードもあるし。いろいろやってるなと思ってもらえたらいいなと思うし、そういうアルバムしたいなと思ってます。
【 取材・文:伊藤亜希 】
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