ナオト・インティライミ、W杯を盛り上げる新曲『The World is ours!』
ナオト・インティライミ | 2014.06.18
- EMTG:サッカー好きのナオト・インティライミさんとしては、完璧なタイアップのシングルになりましたね。
- ナオト:はい! 去年の末くらいかな。このコカ・コーラ 2014年ワールドカップ キャンペーンアンセムのお話をいただいて。自分としてはもう憧れのワールドカップですからね! ホントは選手として招集されるのを待っていたんですけど (苦笑)。ただ、こういうった形でワールドカップに参加させていただけるのは光栄ですよね。
- EMTG:思い入れもあるだけに、「The World is ours!」制作には相当な苦労もあったのでは?
- ナオト:思い入れは人一倍ですからね。僕自身も生涯現役でサッカーを続けてるぐらいなので(笑)、サッカーマンとしての思いや、歌い手としての思いもありますし。しかも、日本代表のアーティストとしてこの歌を歌わせていただくというのは、ホントに光栄なことだと思ってます。
- EMTG:サンバっぽい要素も入っているのはさすがです!
- ナオト:ブラジルのパーカッション隊(サンバ・バンドのMonobloco)とコラボしてますからね。やっぱり世界のサッカーのオマットゥリであるワールドカップとつながれたっていうこともあるし、そういう部分では旅人感も含まれてるし、どの視点からでも自分にとっては非常に嬉しいことだらけなんです。
- EMTG:曲作りで特に意識したことは?
- ナオト:元になっているオリジナルの曲をどうカバーするかなんですけど、僕はJ-POP的なフィルターと、ナオト・インティライミとしてのフィルターをつぎ込んで、半カバー、半オリジナルみたいな形にしようと思ったんですね。やっぱりブラジル開催なので、Monoblocoの音をフィーチャーして、ブラジルの匂いも感じてもらいつつ、日本の皆さんに届けるアレンジをほどこしました。
- EMTG:別々な要素を取り入れるという面で、制作的な難しさはありましたか?
- ナオト:オリジナルの曲は、サビがあってないようなものだし、踊るための音楽っていう印象が強いんですよね。でも、僕ら日本人って、あまり踊る文化には慣れてないし、聴いたり歌うことが先になると思うんです。だから、どうしたらJ-POP仕様にできるのか……サビを作る作業が一番大変でした。何回か作り直しましたからね。サビの部分ーー皆さん、よく知っているところなんですけど、ここをまんま明るく仕上げてしまうと、戦いの歌じゃなくなりそうなんですよね。そうじゃなくて、アスリートが試合前にグッと気持ちが入るような曲にしたかったんです。だから、敢えてマイナー・コー ドをサビにあててみました。だからって、暗いイメージじゃないですよ。心の中で燃えたぎるというか、熱い思いみたいなものをメロディーとアレンジで表現してみました。
- EMTG:なるほど。後半、アドリブっぽく演奏が続くあたりにも、熱さを感じますね。
- ナオト:こういうアドリブは好きだし、世界中のクラブでセッションしているような感覚でレコーディングしてみました。
- EMTG:まさかレコーディングはブラジル……ですか?
- ナオト:日本でやりましたよ(笑)。
- EMTG:ホントはブラジルでレコーディングしたかったんじゃないですか?(笑)。
- ナオト:あ、なので、PVはブラジルで撮影しました(笑)。これはもうスタッフも満場一致で“それはそうだよね”って感じで。まぁ、スケジュール的には弾丸ツアーだったんですけどね。時間がなくて。
- EMTG:カップリングの「花びら」は、一転して優しいバージョンのナオト・インティライミが出ましたね。
- ナオト:モテたい一心で……っていうのは冗談ですけど(笑)。やっぱり1曲だけでは、ナオト・インティライミを表現し切れないのでね。今回のシン グルでは盛り上がる曲と、ほっこりミドルチューンを入れてみました。
- EMTG:そしてですね、ナオト・インティライミを語る上では3曲目の「The World is ours !(MITOMI TOKOTO REMIX)」も外せないかと。こういうバリバリEDMの曲も、実はナオトさんのオリジナル曲にありますしね。
- ナオト:いわゆる曲数かせぎとか、記念のリミックスは好きじゃないので、どうせ作るのならってことで、MITOMI KOTOKOさんという世界的にも有数な、イケてるDJ兼リミキサーの方にお願いしました。MITOMIさん自身が“自分がかけたくなる曲、もしくは、まわりのDJにバラまきたくなるような曲しか作らない”っていう方なので、すごく心を込めてリミックスしてくださって。実はこの前、ageHaのイベントに行ったらMITOMIさんがプレイの最後にこのバージョンをかけてくださったんですよ。そしたらもう何千人がバーって手をあげて盛り上がってくれたんです。しかも、そのあとDAISHI DANCEにつながっていくという(笑)。僕も昔よくクラブに遊びに行っていたので、嬉しかったなぁ、あれは!
- EMTG:まさに3種類のナオト・インティライミが入っていると。そして、この夏はフェスへの出演も多く決まっているようですね。まさに「The World is ours!」を演奏するには完璧なシチュエーションじゃないですか!
- ナオト:去年は自分のツアーをやっていたので夏フェスに出られなかったんですよ。なので、今年はたくさんフェスに出るので、楽しみにしていて欲しいです!
- EMTG:最後に、せっかくこのタイミングでインタビューさせていただいているので、ズバリ……今回のワールドカップの優勝はどこの国になるの か、予想していただけますか?
- ナオト:これ、僕すでに予想しました。ガチで新幹線での移動中、すべてシミュレーションしました! 日本がグループリーグを上がってイタリアとあたって……これ、日本が勝つんですよ!
- EMTG:ホントですか?
- ナオト:あるのよ! 最近、日本もちゃんと点を取ってるんです。最後はPKで……勝つんです。ここで史上初のベスト8の歴史が生まれるわけです。
- EMTG:ワクワクしますね!
- ナオト:その後、スペインとあたるんです。これが……まぁまぁまぁ……でもね、スペインは前回優勝しているんですけど、初戦はスイスに負けてるんですね。つまり……あるんです! 1?0で日本が勝ちます。これでベスト4ですよ。ブラジル、ドイツ、日本、アルゼンチン! どうですか、この夢の並び! ここまでいけば可能性は低いけど、あるんです! そして決勝……ブラジル対日本! さすがに点は取られます……でも、今の日本は点を取られても返せるんです。最終的にはPKで日本が勝つんです! 何が起こるかわからないからサッカーは面白いんですよ!
- EMTG:予想……当たるといいですねぇ!
- ナオト:ね? 夢があるでしょ?(笑)。
※このインタビューは6月10日に行われたものです。
ワールドカップで盛り上がりまくっているタイミングでリリースとなったナオト・インティライミのニューシングル『The World is ours!』。しかもこの曲、コカ・コーラ2014年ワールドカップ キャンペーンアンセムに決定しており、サッカー好きのナオトには、完璧すぎるタイアップとなった。オマットゥリ男がブチアゲるアッパーチューンだけに、その仕上がりは予想以上! より気合いの入った楽曲について、しっかり語ってもらった。そして、もちろん気になるワールドカップについてもバッチリきいてみたので、最後までじっくりインタビューをお楽しみに!
【取材・文:海江敦士】
リリース情報
インナーワールド/遺失物取扱所(会場限定シングル)
発売日: 2015年10月16日
価格: ¥ 463(本体)+税
レーベル: ラストラム・ミュージックエンタテインメント
収録曲
1.インナーワールド
2.遺失物取扱所
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お知らせ
マッカーサー通り
正式名称は新虎通りらしいんですけどね。最近、新しく環状二号線ができたんですよ。メッチャ便利になりました。そもそもは、1946年にマッカー サーが新橋から虎ノ門に軍用道路を造ろうって工事を始めて。それが今年の3月にようやく完成したらしいんですね。それでちょっと調べてみました。
■ライブ情報
ナオトの日 スペシャルライブ in 仙台 ~ありの~♪ままの~♪ナオト見せるのよ~♪ギターとピアノの素っ裸LIVE 2014~
2014/07/10(木)宮城 ゼビオアリーナ仙台
※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。