The Birthday 8th Album「BLOOD AND LOVE CIRCUS」をリリース!

The Birthday | 2015.10.30

EMTG:今作はかっこいいロック・アルバムに仕上がりましたね。1曲1曲から滲み出る空気感がとても良くて、ずっと聴いていたくなる作品です。
クハラ:そう言ってもらえると、すごく嬉しいですね。
チバ:うん、なんか終わらない感じはあるんじゃないかな。
EMTG:ループして何度でも聴けるというか。
チバ:そうだね。ワンフレーズの繰り返しも多いし、そういう曲が多いのかもしれない。
EMTG:1曲目「FULLBODYのBLOOD」は6分台の楽曲で、今作の中でもっとも長い曲がトップを飾るという。曲調自体も自由度が高いですね。
クハラ:うん、そう思います。レコーディングでもどこで決着をつけるかみたいな。いくらでもやれる曲だし、伸びしろが多いからね。
EMTG:この曲はセッション的な要素が色濃く出てますね。
クハラ:レコーディングするときにある程度構成を決めなきゃいけないじゃないですか。途中の道筋はセッションぽかったですね。
チバ:これを1曲目にしたくてね。
EMTG:それはなぜですか?
チバ:一番先に聴かせたいというか。あっ、これだ!と思ったからね。アルバムを象徴していると思うよ。かっこいいなと。
EMTG:今回のアルバムを作る上で事前に考えたことは?
チバ:いつもないんだよね。ほんとにスタジオに入って、曲を作って、できたものからやっていこうと。それで曲が集まったら、レコードになる。
クハラ:「FULLBODYのBLOOD」が完成に近づくにつれて、この曲がアルバムの肝になるんだろうなって。
EMTG:肝というと?
クハラ:何だろうな、作ってるときの高揚感と言うか。今の4人でやってる最新の空気が出てるなと。ほかにも曲がある中で、「FULLBODYのBLOOD」ができたときに、しっくりまとまる感じがあったんですよ。
EMTG:なるほど。「TWENTY FOUR」はチバさんが好きなDr.FEELGOODみたいなテイストがありますね。
チバ:そうだね。そうなっちゃったね。
EMTG:(笑)。
クハラ:こっちもDr.FEELGOODぽいなと感じて、タイコもそれに合わせた感じですね。リフを聴いたときに、おお?、来た!という感じはありましたね。 チバ:曲ができたときのことは覚えてるよ。そういう雰囲気になるだろうなって、予想はしていたけどね。イメージ的には若者には負けないよって感じかな。
EMTG:その心は?
チバ:いや、ちょっと言ってみただけなんだけど(笑)。まあ、フレッシュな感じがするんだよね、俺にとっては。大体、適当に持って行った方がいいんだよ。あまり作り込むと、みんな違うってなっちゃうから。4つのコードで動いて作るような曲の方が、最近はいい曲が生まれるような気がする。
EMTG:今年結成10年を迎えたこともあり、バンド内の呼吸も合ってきた感じはあります?
チバ:しっくりは来てるかな。いい状態ではあると思うよ。
EMTG:今作を聴きながら、今は本当にバンドの状態がいいんだなと感じました。個人的には「LOVE SHOT」が好きで、この曲を含めて、ベースがかなり強調された楽曲も多いですね。
チバ:うん、今回はそういう感じだね。
クハラ:ベースが同じフレーズを弾いてるパートも多いし、そこから曲の方向性が決まることもあるから。そこにタイコとしてはどう当てようかなって。「FULLBODYのBLOOD」、「LOVE SHOT」みたいな曲はそうですね。まあ、足したり、引いたりする中で、足すのは簡単だけど、引くのは難しいかな。どこを削ろうかなって。
EMTG:アルバム最後に収録された「声」は歌詞も直球ですけど、これも素晴らしい曲ですね。アルバムを締めくくるのに相応しい楽曲だなと。
クハラ:歌が入って完パケたときに、みんなアルバムの最後がいいなって思ったんじゃないかな。
チバ:・・・音はウェストコーストだね。ブルース・スプリングスティーンみたいな。ロスのFMみたいなイメージで。固いんだよね、ロスのFMの音は。やってみたら、そういう感じになったね。
EMTG:「夜明け前 空見上げる そして 飛び立つ」(「声」)という歌詞もありますが、10年目を迎えて、またここから始めようという気持ちになってます?
チバ:それは後付けだよ。
EMTG:そうですか(笑)。
チバ:普段のまんまやってるだけだよ。10周年でベストを出して、武道館で単発のライブやって、そんな気分になっているけど、俺たちは変わらない。というか、毎回一緒だね。まあ、やって良かったけどね、武道館は。節目ではない。だったら、12年目の方がいい。
クハラ:何でよ(笑)?
チバ:干支みたいで。
全員:はははは。
EMTG:では、振り返ることもなく?
チバ:これを作ってるときは振り返ったりはないよ。新譜は新譜だからね。その合間にベストが出ただけだから。
EMTG:フジイさんが加入して、もうすぐ5年目になります。現メンバー4人のバンド感が馴染んできところはありますか?
クハラ:フジケンが入って、レコーディングの流れはだいぶつかめてきました。4人いれば4人のこだわりがあるし、フジケンと5年やってきて、フジケンのレコーディングに対するスタンスもわかってきたから、こっちも楽になりました。
チバ:帰っていいんだなって。
クハラ:はははは。チバは最後まで付き合う方がだから、偉いなと。
チバ:今はできあがったものを判断するようにしてるけどね。
EMTG:わかりました。では、11月1日から始まるレコ発ツアーに向けて、今の気持ちを聞かせてください?
クハラ:毎回そうなんですけど、曲がどう変わっていくのか、それが楽しみですね。あと、多くの人に聴いてもらいたいし、観てもらいたい。まだ人前で演奏してない曲ばかりだから、こっちもどうなるか、わからないですからね。寒い季節のツアーだから、風邪を引かないようにしなきゃ。健康第一ですね。
チバ:絶対、風邪引くよ。
クハラ:ははは。大体、風邪は誰かが引いて、誰かに移って、ちょっと休みができたときに俺が引くという。ライヴ中に引かなきゃいいんですよ。
チバ:とにかく、このアルバムのツアーは楽しみだね。俺が飲み過ぎなければね。
クハラ:ふふふ(苦笑)。

【取材・文:荒金良介】

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ビデオコメント

リリース情報

BLOOD AND LOVE CIRCUS(初回限定盤)[CD+DVD]

BLOOD AND LOVE CIRCUS(初回限定盤)[CD+DVD]

2015年10月21日

ユニバーサル シグマ

[CD]
1.FULLBODYのBLOOD
2.MOTHER (BLC ver.)
3.ROCK YOUR ANIMAL
4.TWENTY FOUR
5.LOVE SHOT
6.SOMBREROSE
7.DOOR
8.Shan Shan
9.BILLY BLACK
10.I KNOW (BLC ver.)
11.声

[DVD]
貴重なレコーディング風景も交えた、メンバーによる全曲のセルフライナーノーツムービーを収録。

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お知らせ

■ライブ情報

BLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016
2015/11/01(日)横浜Bay Hall
2015/11/07(土)高崎Club FLEEZ
2015/11/08(日)長野CLUB JUNK BOX
2015/11/12(木)京都磔磔
2015/11/13(金)神戸CHICKEN GEORGE
2015/11/15(日)和歌山SHELTER
2015/11/20(金)北見 ONION HOLL
2015/11/21(土)旭川 CASINO DRIVE
2015/11/23(月・祝)小樽 GOLDSTONE
2015/11/27(金)清水SOUND SHOWER ark
2015/11/29(日)岐阜CLUB ROOTS
2015/12/03(木)福山Cable
2015/12/05(土)高知X-pt.
2015/12/06(日)新居浜JEANDORE
2015/12/10(木)佐賀GEILS
2015/12/12(土)大分T.O.P.S Bitts HALL
2015/12/13(日)宮崎WEATHER KING
2015/12/18(金)沖縄 桜坂セントラル
2016/01/16(土)広島クラブクアトロ
2016/01/17(日)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2016/01/19(火)米子laughs
2016/01/23(土)水戸LIGHT HOUSE
2016/01/24(日)川崎CLUB CITTA’
2016/01/30(土)松阪M’AXA
2016/01/31(日)滋賀U☆STONE
2016/02/06(土)盛岡Club Change WAVE
2016/02/07(日)いわきclub SONIC
2016/02/11(木・祝)新潟LOTS
2016/02/13(土)富山MAIRO
2016/02/14(日)金沢Eight Hall
2016/02/17(水)弘前Mag-Net
2016/02/18(木)仙台Rensa
2016/02/20(土)サッポロファクトリーホール
2016/02/27(土)Zepp Fukuoka
2016/03/04(金)Zepp Nagoya
2016/03/05(土)Zepp Namba
2016/03/09(水)Zepp DiverCity
2016/03/10(木)Zepp DiverCity

※その他のライブ情報、詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。

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