JUJUの新曲「sign」は、映画「麒麟の翼」の主題歌。切実な想いを伝える表現力に注目。
JUJU | 2012.01.27
JUJUの、2012年最初のリリースとなる「sign」は、映画「麒麟の翼 -劇場版・新参者-」(1月28日より全国東宝系ロードショー)の主題歌だ。
「最初に主題歌のお話しをいただいて、それで何曲か候補曲を制作して、映画のスタッフの方に選んでいただきました。実は私、東野圭吾さんの原作は出た頃に読んでいて、読み終わった後に“えぇ本や”って涙を流していたのを覚えてたんです。最後の大どんでん返しの印象と、私が号泣した記憶に、この曲はピッタリだなって思います」
その歌詞の内容は、失ってしまった人の“サイン”を探しているという、とても切ないものになっている。
「映画では、父親のことを誤解していた息子が、亡くなってから父親のことを理解して、その足跡をたどっていくんです。自分が愛されたサインを見つけたいからって。この曲は、恋愛の曲のように思われるかも知れないですけど、男女に限らず、持ち得ているときには気が付かないことを、失ってから気付いてしまう愚かさ、なんでいなくなってからじゃないと気付かないんだろう、という思いが込められています。目の前の人を大切にしなきゃいけないなという。それは恋愛に関してもそうだし、家族とかもそうかも知れないし」
JUJUの表現力溢れるボーカルが、その切実な思いを、感動的に伝えてくれている。
「言葉の意味を届けることがいちばん大切だし、映画の内容に即すように、その息子の気持ちで歌うように心がけました。いなくなってから気付くというのは、とても愚かなことですけど、どうあがいても、そうなってしまうことも多いと思うんですね。その人が目の前にいると、そのことにあぐらをかいてしまうし、失ってしまって傷付くこともたくさんあるし、すごく痛い思いはするけれど、でもそのさよならから得ることが自分を強くしてくれるんじゃないかと思います。この曲を通して、それを伝えられたらいいなって思いますね」
【取材・文 熊谷美広】
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