新曲はウエディングソング! 4人の結婚観まで明かしたロングインタビュー!
ゆびィンタビュー | 2020.12.08
PROFILE
THE BEAT GARDEN
2012年8月1日、大阪で出会ったU / REI / MASATOの友人同士でグループを結成。2015年の12月にサポートDJ SATORUが新メンバーとして加入。
2016年7月27日に1stシングル「Never End」でユニバーサルシグマよりメジャーデビュー。
2019年5月には、北アメリカ最大のアニメコンベンションイベント<FanimeCon 2019>にヘッドライナーとして出演し、現地のファン2,000人を魅了した。
同年12月4日にはグループ初となるウィンターソング「Snow White Girl」をリリースし、自己最高位となるオリコン&Billboardウィークリーチャート5位を記録。
2020年1月には、キャリア最大規模ワンマンライブ“THE BEAT GARDEN ONE MAN LIVE「THE NEST 2020」IN TOKYO~新木場 STUDIO COAST~”を大成功に終え、6月に初となるデジタルシングル「光」を、9月にはデジタルシングル「夏の終わり 友達の終わり」をリリース。
7月にはグループ初となる無観客生配信ライブ「THE BEAT GARDEN one man live 2020『THE NEST ON LIVE』」を、11月、12月にはテーマやセットリストがまったく異なる生配信ライブ「The Beat Garden on line live―Roots―/―Emotional―」を開催。
このたびデジタルシングル「マリッジソング」をリリースする。
- まずは11月28日に開催された配信ライブ「The Beat Garden on line live―Roots―」のお話から。久しぶりにEDR(エレクトリック・ダンス・ロック)まみれのライブでしたが、いかがでしたか(参考記事:「エレクトリック・ダンス・ロック」のルーツをたどり、自由に大胆に踊り明かした一夜。徹底レポート! https://music.fanplus.co.jp/liveReport/20201216334782296)。
U
ほんとに楽しかったです。久々に懐かしい曲をたくさん歌って、改めていい曲なんだなって感じることができました。当時の僕らは、かっこよく見せたい、かっこよく聴かせたい、お客さんを跳ばせたい、そういう欲求が強かったんです。でも、今は自分たちも自然体で歌えるし、お客さんもそれぞれの楽しみ方でいいんだって心から思えてるからなのか、曲がすごく伸び伸びしてるように感じられたんですよね。それは大きな収穫でした。これからは“Roots”でやったような曲も対バンライブとかで歌っていけるんじゃないかなって、そういう新たな可能性も見えた気がして。- REIさんは“Roots”のために何曲か新たにアレンジをし直したりもされたそうですね。
U
何曲やったっけ? 5~6曲?REI
結局外すことにした曲とかも含めるともっとあったんじゃないかな。でもほんと、Uさんが言ったようにリアレンジ作業をしていくなかでも昔の曲の捉え方がすごく変わったなと思いましたね。きっとBeemer(※THE BEAT GARDENファンの総称)のみんなも各曲それぞれにその時々の思い出があると思うんですよ。例えば「花火」でTHE BEAT GARDENを知ったっていう人もたくさんいるだろうし、ほかの曲もそう。だから、それぞれが思い出に浸りながら、振り返りながら、ライブを楽しんでくれたらうれしいなと思いましたし、実際にそうなってくれたんじゃないかなという手応えは感じました。MASATO
ここまで時間をかけて自分たちの曲に目を向けることってあんまりないじゃないですか。そういう意味では、コロナ禍でみんなに会えない時間を使ってライブを作っていくことで、なんとか活かせたんじゃないかなとは思います。やっぱりルーツがあって今があるんだなって、自分たち自身を見直したり再確認することもできましたし。前回のmorph-tokyoでの配信ライブをやらせてもらったときは、僕たちもBeemerもスタッフさんも初めてだったわけですけど、その経験も踏まえて今回はやりたいことやできることをたくさん見つけながら準備できましたし、Beemerもずっと待っていてくれて。会える状況があって何ヵ月間か待つのと、会えないままの何ヵ月間って全然違うじゃないですか。きっと何倍にも長く感じながら待っていてくれたBeemerにも改めて感謝したいライブでしたね。- SATORUさんのDJブースには専用の固定カメラも用意されていたり、見せ場がたくさんありましたね。
MASATO
SATORU、めちゃめちゃ意識してたんですよ(笑)。SATORU
全然。カメラなんてあった?(←明らかにとぼけた顔)。U
リハのとき「おれ、どれぐらいの大きさで映ってます?」って聞いてきてたやん(笑)。全員
ははははは!(笑)SATORU
すいません(笑)。あの会場、「Sky Drive」のMVを撮ったスタジオなんですけど、初めてのMVを撮ったところでライブができたのはうれしかったですね。いろいろ思い出しましたし、すごくいいライブになったなって思ってます。次もまた楽しみになりましたね。- Beemerの皆さんも大変な盛り上がりようでした。
U
前回は“Beemerが目の前にいるようにライブをする”というのがテーマにあったんです(参考記事:Beemerと画面越しに再会したメモリアルな配信ライブ「THE NEST ON LIVE」最速独占レポート! https://music.fanplus.co.jp/liveReport/20200715689d80010)。だからカメラ目線もあんまりしないでおこうというか、目の前にBeemerがいるとするならカメラを意識するのは逆に不自然じゃないかって思っちゃう自分たちがいたんですよね。でも今回、前回以上にたっぷり時間をかけてライブを作っていくなかで、(コロナ禍が収束して)直接会えるようになったときにもう1回、これを観たいって思ってもらえる配信ライブにしたいという気持ちが強くなってきて。ライブ中にもらったコメントとかライブ後の感想とかを見ると、僕らがそう感じてもらえたらと思ってたポイントをちゃんと捉えてくれてたので、「ああ、伝わったんだな」って感じました。MASATO
作戦どおりですね!U
かっこよく言うとね。ダサく言うと、練習どおり。全員
(笑)。- 12月7日に配信リリースされる新曲「マリッジソング」もライブで初披露されましたね。緊張は?
U
僕はしました。どうだった?MASATO
あんまりしなかったですね。REI
僕もあんまり。でも「さあ、歌うぞ」じゃないけど、もう1段階スイッチが入ったような感覚はありました。MASATO
僕はもう楽しみになってたんですよ、歌うことが。初めて歌う緊張感はもちろんあったんですけど、それよりもこの曲を歌えることがうれしくて、この曲の順番が来るのを楽しみにしてました。U
フル解禁も“Roots”のときが初めてだったしね。- それにしてもど直球といいますか、まさにドラマのテーマソングにふさわしい仕上がりで。歌詞もサウンドもTHE BEAT GARDENとしてまたかなり新境地を開拓した1曲になったのではないでしょうか。
U
そう感じていただけて、うれしいです!- タイトルからして直球ですよね。でも、YouTubeで公開されたメイキング動画を拝見した感じだと、撮影したときにはまだタイトルが決まってなかったようで。
U
決まってなかったです。あのときはまだ「ストレート過ぎるのはどうなのかな?」ってまだ迷ってる自分がいたんですよね。<Oh マリッジ>っていうサビのフレーズも結構あとのほうに出来たもので。今回、ドラマ『社内マリッジハニー』のエンディングテーマということでお話をいただいて脚本を読ませていただいたんですけど、そこから原作にもめちゃくちゃハマってしまって。歌詞書くのを後回しにしてしまうぐらい(笑)。「これは本当に素晴らしい作品の一員になれるぞ」と思うのと同時に、サビのどこかに原作とドラマのタイトルになってる“マリッジ”っていう言葉を入れたいなと思って、サビの最初のフレーズが出来たんです。で、歌詞が完成して、レコーディングも終わって落ち着いたところで、原作ファン、ドラマファンの方が少しでも喜んでくれたらいいなと思って、曲のタイトルにも“マリッジ”を入れようと。あと、Beemerにもウエディングソングとして使ってほしいっていう気持ちもあったので「マリッジソング」にしました。- ドラマは皆さん、ご覧になってますか。
U
もちろんです!MASATO
ハマってます!U
男もたぶん憧れがあるんですよ。あみ(主人公=春田あみ)みたいな、あざとい系の女の子が家にいるとうれしくないですか? 「いいなぁ」って思いながら観ちゃいます。- 自分を投影しながら観ちゃう感じ?
U
めちゃめちゃ自分を投影しながら観るよね。松井愛莉さんが演じる、あみと自分の生活を思い描きながら。- REIさんが「そうなんだぁ」って顔でUさんのこと見てますけど(笑)。
U
投影するのは、ここ(UとMASATO)かな。REI
僕は投影はしないですね。でも1話につき3回くらい観てます(笑)。U
めちゃめちゃ観てるよね、REI。珍しい。REI
何がどのシーンとか大体わかりますから(笑)。SATORU
僕も観てますよ。めっちゃ面白いです。U
友達の(和田)颯さん(Da-iCE)や(立石)俊樹くん(IVVY)も出演してるので、余計に身近に感じさせてもらってるんですよ。主演のおふたりにも挨拶させていただいたんですけど、本当にいい方たちで。美しい方って中身も素敵なんだなって。すごくキラキラしてたよね。MASATO
ドラマとのギャップを全然感じなかったんですよ。U
そう。ちゃんと、真夏(あみのお相手=三浦真夏)とあみで。MASATO
そう、演じる板垣(瑞生)さんと松井さんに会ったというより、真夏とあみに会えた感覚だったんです。それがうれしくて。U
「本物だ!」って言ってたもんね(笑)。- ドラマ制作サイドからは何かオーダーはあったんですか。
U
明るくて疾走感のある、踊り出したくなるような曲で、ハッピーなエンディングテーマを書いてほしいっていうお話をいただきまして、そこから脚本を読ませていただいて、メロディをまず作っていきました。- 作曲にはUさんとMASATOさんがクレジットされていますが、どんな形で作業されたんでしょう。
MASATO
もともとUさんがサビとAメロを完成させて、「Bメロをちょっと作ってみてくれない?」って僕に渡してくれたんです。ドラマをプロットにしてるので、サビ自体はハッピーに仕上がってたんですけど、主人公ふたりの馴れ初めって順当なものではないじゃないですか。その順当じゃない感じがUさんのAメロにあったので、Bメロは順当じゃない感じからハッピーへと向かっていく、いい繋ぎにできたらいいなって。- 即日婚という異例の結婚をしたふたりだからこその悩みだったり不安だったりも掬い上げるような。
MASATO
そうですそうです。即日婚じゃなくても、きっと結婚までの道のりっていろいろあるじゃないですか。幸せなことだけじゃないと思うんですね。なので僕の中では、J-POPというよりは若干R&Bっぽさみたいなものも感じながら作っていきました。U
そうやって1番が出来たところでAメロから歌詞を書き始めたんですけど……この作品って嫉妬もフックになっていて、僕があみの気持ちになって考えたときに、ほかの女の子たちなんていなくなってしまえばいいのにって思ってしまって、これはマズいぞって自分でも引くくらいのフレーズを書いちゃって(笑)。全員
ははははは!(笑)U
いつものTHE BEAT GARDENの曲なら、ネガティブな感情を逆にエレクトロで緩和させて歌ってるところもあるのでいいかもしれないけど、『社内マリッジハニー』という作品のエンディングとしては違うぞって、そこではっきりとわかったんです。自分の気持ちや「自分がもしあみだったら?」っていう視点も大事だけど、この曲はそこにとらわれてたらダメなんだなって。なので、“即日婚”という普通ではあり得ないストーリーだけど、でも普通のカップルや夫婦の生活とリンクさせられる部分もあるんじゃないかっていうところに視点を移して、改めて歌詞を書いていったんです。サビの<きみをひとつ知るたびに/運命の人だと思えるの>はドラマでもともとお互いのことを何も知らなかったふたりがひとつずつ相手を知っていくこと、<ふたりがふたりになるたびに/本当の自分と出会えるの>ではもともと他人だったふたりが夫婦やカップルのふたりになることで本当の自分に出会えるんじゃないかなっていうことを書いてるんですけど。- 相手を少しずつ知って運命の人だと思うというのも普通の夫婦やカップルに当てはまるし、逆に、ふたりがふたりになって本当の自分を知るというのだってドラマのふたりにも当てはまりますし。
U
その両方が入ることで、ドラマのエンディングテーマであり、普通の夫婦やカップルのラブソングとしても成立するかなって。でも一個だけ、<幸せも病める時も/君のずっと側にいたい>のフレーズにだけは自分の感情を入れさせてもらいました。最初は<ずっと君の側にいたい>って書いてたんですけど、<君のずっと側にいたい>に変えたんですよ。コロナ禍で会いたい人にも会えないような状況だからこそ、Beemerのみんなと内面のもっと近いところで繋がっていたいっていう気持ちを表現したくて。- 時間的な“ずっと”と、“もっとずっと近くに”っていう心の距離の近さのダブルミーニング。
U
はい。側にいるということを最上級で表したくて。- ここまでストレートで情熱的な言葉が並んでいる歌詞を読んでSATORUさんはどう思いましたか。
SATORU
僕、最初はUさんが自分の気持ちや経験じゃなくドラマをプロットにして書いたっていうのを知らなかったので、読んでてちょっと照れてしまったというか、<「キスをして」>とか、「えぇっ!?」みたいな(笑)。「どうしたんすか!? 何があったんすか!?」みたいな感じで思ってたんですけど……。U
そうなんだ(笑)。SATORU
でも、こういうまっすぐでシンプルでわかりやすい歌は好きですし、ここまでどストレートなのって今までのTHE BEAT GARDENにはなかったので気持ちよかったですね。“恥ずかし気持ちいい”というか、ふわふわした気持ちになりました。- ふわふわする感じ、わかる気がします。でも結婚をテーマに曲を作ったり、歌で表現するって難しくはないんでしょうか。
U
僕らの曲でいうと、「Promise you」と、アルバム『メッセージ』に入ってる「横顔」という曲がウエディングソングになるんですけど、「Promise you」が地獄みたいに苦しかったんですよ、マジで。MASATO
あのときはヤバかったですよね(笑)。U
2作目のシングルで、僕自身まだ歌詞を書き慣れてなくて。そういうことを聞ける友達もいないし、結婚したこともないからオール想像で書くしかなかったんですよ。それを考えると本当は苦しかったんだと思います。自分の経験にないものを出すことに苦しさを感じるタイプだと思うんですよね。ただ、今回は『社内マリッジハニー』っていう作品を大好きになれたことがすごく大きくて。だから歌詞を書くのも楽しかったです。- ちなみに、Uさんご自身は結婚願望とか憧れは?
U
まったくないですね。でも、この作品を書いてるときに「こんなあざとい系の嫁さんがいたら、めっちゃ楽しいんだろうな」っていうのは思いました。本当に真夏が羨ましいなって。たぶん僕、憧れは強いんでしょうね。ただ、僕の実家って両親も含め、みんな仲はめちゃめちゃいいんですけど、シェアハウスみたいな生活をしてるんですよ。だから自分が旦那さんになったときの振る舞いがちょっとわからなくて、結婚願望にまだ繋がってないんです。これからどんどん妄想を広げて、恋愛をして、何十年後かにもしかしたら……っていう(笑)。僕はそれぐらい程遠いところに感じますね。REI
僕はあります、結婚願望。もちろん今すぐにしたいとかではなく、自分がやりたいこと、今のこの活動に対してちゃんと満足いったタイミングで結婚したいっていう気持ちが強くなるんだろうなと。今はまだ全然、道半ばですからね。- REIさんがイメージする結婚ってどういう感じですか。
REI
ちょっと変わってるかもしれないですけど、もちろん生活面はしっかりとやりつつ、たまにちゃんとデートしたいですね、奥さんと。お互いに男性と女性として、ふたりともしっかり立っていられるような、Win-Winな関係でいたい。U
それ、理想だね。デートとか、REIはそういうのちゃんとしそう。REI
でも構い過ぎるのも構われ過ぎるのも、つらくなっちゃうタイプなので、ひとりの時間も欲しいですね。奥さんにもひとりの時間を大切にしてもらいたいですし。MASATO
僕は相手がいればもう明日にでも即日婚できますよ。本当にその人だと思ったら。実際にはそう簡単なものではないと思いますけど、気持ちとしてはもう。- 理想の夫婦像とかあるんです?
MASATO
もちろん夫婦としての愛情も彼氏彼女みたいなラブラブな愛もありつつ、これが大事なんですけど、親友みたいに遊びたいんですよ。例えばですけど、デートに行って楽しいときはバカみたいに笑い合いたいし、そうじゃないときはバカみたいに愛し合いたい……めっちゃ恥ずかしいな、“愛し合いたい”って(笑)。SATORU
僕も結婚願望、めちゃくちゃありますよ。MASATOくんが言ってたように相手がいればすぐにでもしたいなって思うぐらい。なんでしょうね、たぶん子供が欲しいのかな。MASATO
へぇー!SATORU
特に子供好きってわけではないんですけど、自分の子供はめちゃめちゃかわいがると思うんですよね。僕の兄がまさに自分の子供を溺愛してるので、僕もこうなるのかなって。U
めっちゃなりそう!- 子煩悩なお父さんが浮かんできます。ところで、さっきウエディングソングとおっしゃいましたけど、この「マリッジソング」はちょっとタイプが違うというか、当事者同士の関係性が瑞々しく伝わってくる曲なので、結婚式とかで新郎新婦ご本人に歌ってほしい曲だなと思ったんですよ。
MASATO
なるほど!U
それ、すごくいいですね。2次会とかにも良さそう。- そういう意味で、とても秀逸だなと思うのが、歌詞に1人称がほとんど出てこないところで。出てきても<自分>というワードだけで“私”も“僕”もない。だから女性も男性も自分目線で浸れるんです。
U
実はそれ、めちゃめちゃ意識したんです。<思えるの>とかちょっと女性言葉っぽくしてる部分もあるんですけど、それは原作が少女漫画なので、まず女性ファンが多いだろうなっていうのがひとつにある一方で……あの、“女々しい”って言葉がありますけど、それって男に対してしか使わないじゃないですか。つまり男にも必ず女々しい部分があって、結婚への憧れは女性のほうが強いのかもしれないけど、男だって好きな人ができたときに結婚生活を妄想したりとか、キスしたいなとか、甘えられたいとか、あると思うんですよ。だから女性言葉っぽいところも男の人の感情としてちゃんと共感してもらえるんじゃないかなって。どちらにも当てはまるようにっていうところは、特にこの曲は意識しましたね。メンバーは気づいてないと思いますけど(笑)。MASATO
今、知りました(笑)。- 例えばこの曲をどんなふうに聴いてほしいですか。オススメのシチュエーションとか。
REI
結婚してる人もしてない人も、自分にリンクさせながら聴いてほしいです。MASATO
うん。シンプルに大事な人を想いながら聴いてほしい。SATORU
僕は、夕方でも朝でもいいんですけど、ふたりで静かなところをドライブしながら聴いてほしいですね。全然、大音量じゃなくていいんですよ。最大が10だとしたら4ぐらいかな、それぐらいのボリュームで。お互いのことを想いながら、会話を交わさず、っていうシチュエーションで。U
めちゃめちゃ指定するやん(笑)。SATORU
そうやって聴いてみてほしいなって。U
あと、リリース日と同時にMVも公開されるんですけど、そっちもぜひ観てもらいたいです。これは初めて言うんですけど、ちょっとしたエピソードがありまして。この歌詞を書いてるときに1回煮詰まってしまって、気分転換でYouTubeを観てたんですね。そのときに落合渉くんっていうシンガーソングライターの曲を聴いて、めちゃめちゃいいなと思って。で、彼のインスタを見てみたら僕の共通の友達がフォロワーの欄に載ってたので、その友達に連絡先を聞いて、その日のうちに落合渉くんと会ったんです。- おお、行動が早い!
U
「今、歌詞でちょっと煮詰まってるんだけど、どんなふうに書いてるの?」みたいな話をして。初めましてだったんですけど、連絡したその日に会ってくれて、すぐに仲良くなって、この曲のレコーディングのときに渉ちゃんがボーカルディレクションに入ってくれたんですよ。でね、渉ちゃんのMVがまためちゃめちゃいいんです。日常を切り取ったような映像で、キャストさんも曲にすごくマッチしてて。なので今回の僕らのMVのキャストさんを、渉ちゃんがインスタでフォローしてる人たちの中から僕が探したっていう。フォローしてるってことは、きっと渉ちゃんの知り合いじゃないですか。誰かいい男の子がいるんじゃないかと思ってたら、吹春友介くんを見つけて。そのあと今度は吹春くんのインスタに飛んで、彼がフォローしてる人の中に僕がTikTokですごくいいなと思ってた羽柴なつみさんがいたので、彼女にもオファーしたんです。要は、今言った全員とSNSで出会って、それがMVのキャスティングに繋がったっていう話なんですけど。- すごく今っぽいし、面白いです。
U
僕らにとっても初めての試みでしたけど、めちゃくちゃいいものが出来たと思いますね。僕らの歌唱シーンがあって、吹春くんと羽柴ちゃんにはいちゃついてもらって……いちゃつくのがすごく上手なんですよ。もう、ふたりのシーンだけでいいんじゃないかなってぐらい良くて。ぜひ観てほしいですね。- さて、12月20日には“Roots”に続く配信ライブ「The Beat Garden on line live―Emotional―」が開催されますが、こちらはどんなライブになりそうでしょうか。
U
“Emotional”の会場は冬がすごく似合う場所なんですよ。ひと足先にクリスマスパーティーをするような雰囲気でお届けできたらなと思ってます。THE BEAT GARDENでこういう雰囲気とセットリストでライブをしたことは一度もないですし、“Roots”ともまったくテイストが違うので新鮮な感覚で観ていただけるんじゃないかなって。おそらく配信でしかできないような、あるいはこの先、ドームクラスのライブができるようになったときに、もしかしたらそういうコーナーを作ったりできるかもしれないですけど、それぐらい、なかなか観られないライブになると思いますね。かなり振り切ったライブになってるはずなので、THE BEAT GARDENを知らなかった人もこの機会にぜひ観ていただければと思います!
【取材・文:本間夕子】
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リリース情報
Digital Single「マリッジソング」
2020年12月07日
ユニバーサルシグマ
お知らせ
「マリッジソング」
https://umj.lnk.to/TBG_MarriageSong
■コメント動画
■ライブ情報
The Beat Garden on line live―Roots―
※アーカイブ配信期間:~12/13(日)23:59
https://tixplus.jp/feature/thebeatgarden_roots/
The Beat Garden on line live―Emotional―
12/20(日)19:00~生配信
※アーカイブ配信期間:12/24(木)19:00~12/31(木)23:59
https://tixplus.jp/feature/thebeatgarden_emotional/
※その他のライブ情報・詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。