Editor’s Push
Editor’s Push | 2020.01.31
日々たくさんの音楽と触れ合っているFanplus Music編集部。
ここでは、編集スタッフがおススメしたい新譜作品をピックアップしてご紹介します。(毎月更新)
2020.01 LINE UP
Novelbright
「ランナーズハイ」
「ランナーズハイ」
Novelbright
「ランナーズハイ」
「ランナーズハイ」
昨年夏の路上ツアーを機にSNSを通してバズり、各媒体の「2020年注目アーティスト」に軒並み名を連ねるNovelbright(もちろんFanplus Music「Coming Up Artist 2020」にも選出!)。そんな大躍進真っ只中、2020年の幕開けを告げる配信シングル「ランナーズハイ」は、すっきりと聴きやすいサウンドメイキング、Vo.雄大の歌い回し、その歌の中で届けられるメッセージ――そのすべてがポジティブなアプローチで、どこまでも飛んで行けそうな気にさせてくれる新たなアンセムに仕上がっている。ぼく自身、日々のランニングのテーマソングのような位置づけで、きついときこそこの曲に焚きつけられてます!(栄谷)
Sou
「ミスターフィクサー」
「ミスターフィクサー」
Sou
「ミスターフィクサー」
「ミスターフィクサー」
インターネットの世界を原点に、存在感と才能を飛躍させているボーカリスト・Sou。配信シングルとなる新曲は、TVアニメ『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』のOPテーマとして書き下ろされた。作詞はSou自身も手掛けており、アニメのシナリオを読んで「深い深い余韻の中でこの感覚をどう音楽にしようかと模索」したという。また作曲は神谷志龍が務め、Souの歌声とアニメの世界観を絶妙にマッチさせた、Souの爽やかなイメージから一転、ミステリアスでダークな一面も見せる、新たな世界を広げた楽曲となっている。(中川)
神山羊
「群青」
「群青」
神山羊
「群青」
「群青」
ネットシーンを中心に注目を集める新時代のサウンドクリエイター・神山羊のデビューシングル。CDは3/4リリース。また同曲は、TVアニメ『空挺ドラゴンズ』のOPテーマとなっている。歌詞には“群青”という言葉は出てこないが、神山自身も「情景の浮かぶような」と表現しているとおり、目に見える“群青”ではなく、イメージとしての“群青”を表すことで、原作のイメージに寄り添うとともに、神山羊というアーティストの作品としても、また一歩踏み出したような楽曲となっている。MVは、群青色ではなく、補色の黄色系がメインな点も注目。(中川)
climbgrow
『EL-RODAR』
『EL-RODAR』
インディーズベストアルバム
2020/01/08
Narisome Records
2020/01/08
Narisome Records
climbgrow
『EL-RODAR』
『EL-RODAR』
昨年までに発表された楽曲の中から13曲をすべてリマスタリング収録し、リリース順問わず再構成されたclimbgrowのインディーズベストアルバム。各地のライブハウスでフロアを踊らせている最新シングル「THIS IS」、ぼくがクライムにのめり込むきっかけとなった「ラスガノ」や「LILY」、爆音でさらけ出す問題作「風夜更け」、そしてぼくがクライムと出会った「閃光ライオット(2014年)」準グランプリ曲にして初期の代表曲「叫んだ歌」を最後に据えているのもエモい構成。同じロックンロールでも、THE PINBALLSが現実逃避させてくれる魔法使いだとしたら、climbgrowは現実を受け入れてともに戦ってくれる勇者と言えようか。小中学生時代にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを聴いて子どもながらにロックンロールに目覚めた当時から20年、ロックンロールの未来はclimbgrowに託されているのだと心底思う。(栄谷)
ニアフレンズ
『ビューティフルデイズ』
『ビューティフルデイズ』
ミニアルバム
2020/01/15
TRUST RECORDS
2020/01/15
TRUST RECORDS
ニアフレンズ
『ビューティフルデイズ』
『ビューティフルデイズ』
大阪出身ライブバンド・ニアフレンズの2ndミニアルバム。昨年リリースされたシングル曲「ボーイズノーアンビシャス」、「TRUST NIGHT 2019」でも先行披露された「アフタースクール」など全7曲を収録。《君が好き》《どこまでも行こう》といったシンプルでストレートな言葉の向こう側を想像させてくれるのがニアフレンズの醍醐味であり、アッパーな「ウルトラソニック」も最高だけど、「ミッドナイトシティ」のやるせなさが特に響いた。「いや、おれなんて……」と謙遜しながら多くを語らないタイプの人が、一点集中で全神経を注ぎ込んだときの爆発力、説得力は、聴き手の心を震わすこと間違いなし。余談だが、リリースに伴った東名阪企画のタイトルが「衝動」「brotherhood」「ALONE」とB’z縛り。いつかB’z談義したい。(栄谷)
chelmico
「Easy Breezy」
「Easy Breezy」
chelmico
「Easy Breezy」
「Easy Breezy」
RachelとMamikoからなるラップユニット・chelmicoの2020年第1弾デジタルシングル。NHK総合で放送中の人気アニメ『映像研には手を出すな!』のオープニングテーマとなっている今作は、テンポのよいラップにchelmicoならではのリリックが秀逸! 是非歌詞をじっくりみながら聴いてほしい1曲です。最強になれます。MVもカラフルでぶっとんだ世界観が最高にかっこいい★(編集部:M)
YOASOBI
「あの夢をなぞって」
「あの夢をなぞって」
YOASOBI
「あの夢をなぞって」
「あの夢をなぞって」
ボカロP「Ayase」×歌い手「ikura」による、物語投稿サイトの小説を原作に楽曲化するクリエイターユニット・YOASOBI。第1弾として配信した「夜に駆ける」が各配信サイトなどで上位にチャートインし、注目を集めている。「あの夢をなぞって」は、その第2弾。芯がありつつも透き通るような歌声に、疾走感と爽やかさを想起させるピアノの音色が、今回の物語のテーマである“恋愛”や“思春期”など、“揺れ動く心”について、より鮮やかに彩っている。誰しもが駆け抜けてきた、あの頃の懐かしさや甘酸っぱさ、もどかしさや儚さを思い出させる楽曲。(中川)
須田景凪
「はるどなり」
「はるどなり」
須田景凪
「はるどなり」
「はるどなり」
2013年より“バルーン”名義でボカロPとしての活動を開始し、シンガーソングライターとしても活躍する須田景凪が2020年最初の楽曲をドロップ。フジテレビ系で放送中のドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』の主題歌である今作は、今回ドラマのために新たに書き下ろした楽曲。ドラマのテーマである"生きる"ということを情感豊かに表現していて、切なくも壮大なサビは鳥肌です。タイトルは、<春がすぐそこまで来ていること>を意味する言葉“春隣”に由来するとのこと。大切な人を思い浮かべながら聴きたい1曲です。(編集部:M)
KAKASHI
『グッドバイ』
『グッドバイ』
シングル
2020/01/29
UNCROWN RECORDS
2020/01/29
UNCROWN RECORDS
KAKASHI
「グッドバイ」
「グッドバイ」
群馬のフォーピース・KAKASHI、1stシングルリリース。昨年10月の「KAKASHI pre 『灯火祭2019』」より会場限定でリリースされたシングル「グッドバイ」の表題曲と、かねてよりライブで演奏されている「こんな夜」の2曲入り。「グッドバイ」は3分足らずの曲中に9度も“あなた”が出てくるほどに、“あなた”をこれでもかと肯定してくれるメッセージソングではあるが、ぼくはこの曲を「灯火祭」で聴いて、まるごとそのままKAKASHI自身に向かって歌っているように聞こえてならなかった。苦悩や挫折の経験を活力に変え、「グッドバイ」とともに這い上がってほしいと切に願う。(栄谷)
カムラ ミカウ
『テラリウムロッカー』
『テラリウムロッカー』
カムラ ミカウ
「テラリウムロッカー」
「テラリウムロッカー」
作詞、作曲、編曲、トラックメイク、プログラミング、ミックスまで行うシンガーソングクリエイター・カムラ ミカウの最新配信シングル「テラリウムロッカー」。新進気鋭の映画監督×アーティストによる、映画×音楽プロジェクトの映画祭【MOOSIC LAB 2019】長編部門 『テラリウムロッカー』の主題歌である今作は、日常生活でのもどかしさみたいなものをそっと包み込んでくれるような、優しいメロディーと歌声に癒されます。(編集部:M)