Editor’s Push 第12回

Editor’s Push | 2020.12.25

日々たくさんの音楽と触れ合っているFanplus Music編集部。
ここでは、編集スタッフがオススメしたい新譜作品をピックアップしてご紹介します。(毎月更新)

2020.12 LINE UP
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バックドロップシンデレラ
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向井太一
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WALTZMORE
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asmi
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DECO*27
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アマイワナ
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THE+BETH
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uyuni
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Ado
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Siip
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バックドロップシンデレラ
「2020年はロックを聴かない」
jkt
MV
2020.11.27
NaturalAfroRecord
バックドロップシンデレラ
「2020年はロックを聴かない」
 MV解禁のニュースを見て、帰宅後に腰を据えて再生ボタンを押すと、その3分後には悔しくて涙が出た。でんでけあゆみ(Vo)が冒頭で<エライことになっちまったよな>と嘆くように、<踊るヤツがエラいのだ>がポリシーのライブバンド・バックドロップシンデレラにとって、2020年はあらゆる制限を強いられ、辛抱の日々が続いたことだろう。そんなバクシンの新曲タイトルは「2020年はロックを聴かない」。アッパーなリズムセクションはまさしく“ウンザ曲”の体を成しており、これこそファンの誰もが待ちわびた彼らの真骨頂だ。こんなライブアンセムがライブハウスで鳴らせないなんてあってはならない。ぼくには<呪われた地下室>に集って<近い将来 密密放題で>バカ騒ぎしている景色が見える。その日が来るのを心待ちにしている。(栄谷)
向井太一
「Get Loud」
jkt
配信シングル
2020.12.02
TOY’S FACTORY
配信サイトはこちら
向井太一
「Get Loud」
 音楽活動をメインにファッションやアートなど、ジャンル問わず継続的にシーンを構築し活動中のシンガーソングライター・向井太一が、配信シングル「Get Loud」をリリース。同曲は、“めるる”こと生見愛瑠がイメージキャラクターを務める、EDWIN「ジャージーズ」CMソングに起用されている。盟友・CELSIOR COUPEとの共作で、ジャージーズデニムのストレッチ性に優れた素材に合わせ、開放をテーマに制作されたというこの曲は、イントロから壮大な情景を思い起こさせる、開放感を存分に味わえるナンバーとなっている。広い草原と朝焼け空をバックにしたMVが、視覚からも開放感を与えてくれ、もやもやすることが多い日々でも、この曲を聴いたあとは「よし!」と、前に進む力をくれるメッセージソングになっている。(中川)
WALTZMORE
『Reunion』
jkt
ミニアルバム
2020.12.02
TONIGHT RECORDS
配信サイトはこちら
WALTZMORE
『Reunion』
 4ピース・WALTZMOREの1stミニアルバム『Reunion』は、誰しもの生活に密接するであろう人間模様が描かれた心温まる作品だ。“君”を純粋に想うラブと嫉妬心によるヘイトが入り混じった「Love & Hate」、様々な人生が渦巻く夜の街の雑踏で感じることをラップ調で綴った「シティライト・ラプソディ」、夏未(Key/Cho)がリードボーカルを担う「VERONICA」など全6曲。リスナーの耳を全方位から包み込む、こうのいけはるか(Vo/Gt)の低音ボイスから発せられる甘い言葉の数々と、その歌が映えるようにギリギリまで削ぎ落されたシンプルなサウンドとの相性は抜群で、時折顔を覗かせる毒っ気すらも愛おしくなってしまうのがWALTZMOREのアイデンティティーと言えよう。(栄谷)
asmi
「memory」
jkt
配信シングル
2020.12.02
ROOFTOP
配信サイトはこちら
asmi
「memory」
 十代白書2020にてグランプリを獲得した、大阪を拠点に活動する19歳のシンガーソングライター・asmi。Rin音のフィーチャリングでも注目され、ティーンカルチャーを中心に人気を集めている彼女が、冬の恋がテーマのウィンターソング「memory」をリリース。トラックメーカーにmaeshima soshiを迎えた今作は、ゆったりとしたメロディが心地よく、スイートな声から放たれる彼を想う女の子の気持ちを綴ったピュアな歌詞が可愛らしくも切ない。この恋の結末はどうなったんだろう? 物語の続きが気になる、そんな1曲。(編集部:M)
DECO*27
『アンデッドアリス』
jkt
アルバム
2020.12.16
NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン
配信サイトはこちら
DECO*27
『アンデッドアリス』
 2008年10月よりVOCALOIDを使用した作品を動画共有サイトに投稿開始。作詞、作曲を手掛けるアーティスト/プロデューサー・DECO*27が、最新アルバム『アンデッドアリス』をリリース。一聴してわかるDECO*27サウンドはもちろんのこと、ボカロ人気の最前線を歩んできたDECO*27だからこその、新しいボカロ時代の象徴とも言える楽曲が収録されている。これぞボカロ曲な速いBPMの「アンデッドアリス」「フェイクアクター」をはじめ、韻を踏んだ歌詞がリズミカルで耳心地が良い「依存香炉」のほか、ミドルテンポやヒップホップな楽曲、そして人気曲「乙女解剖」のTeddyLoid Alllies Remixも収録され、最新のDECO*27のモードを感じることができるアルバムとなっている。(中川)
アマイワナ
「恋せよ惑星」
jkt
配信EP
2020.12.18
つばさレコーズ
配信サイトはこちら
アマイワナ
「恋せよ惑星」
 京都出身20歳の現役大学生シンガーソングライター・アマイワナ。日本テレビ『今夜くらべてみました』で趣味の昭和研究を披露するなどメディアでも注目され、作品のアートワークも自身で行い、ナレーション業や女優活動もこなすなど、音楽を中心としたカルチャーの中でも異彩を放つ次世代のアーティストだ。そんなマルチプレーヤーの彼女が、前作から約1年ぶりとなる7曲入りEP「恋せよ惑星」をリリース。収録曲はどれも女の子が主人公。それぞれの曲で描かれる登場人物は少し尖っていて、わがままで、不器用で…でもそれって、素直で真っ直ぐってことなんですよね。そんな等身大なところが愛らしい、とってもキュートな作品。懐かしさを感じるセンチメンタルでエレクトロポップなアレンジにも注目!(編集部:M)
THE+BETH
「DIRTY DIRTY / もしも」
jkt
デモCD
2020.12.19
BE BEe NEXT
主要配信サイトにて配信中
THE+BETH
「DIRTY DIRTY / もしも」
 11月29日に始動した“NEO ROCK CLUSTER”を標榜する5人組、THE+BETH(ザ ベス)。そのパフォーマンスは、ファンとの交流を通して自我を確立していく未完成なアイドルグループの姿であり、自らの人生を懸けてがむしゃらに突っ走るロックバンドのそれでもある。このたび発表された1stデモは、シンデレラストーリーの開幕を告げるハンドクラップに始まり、疾走感のあるパンキッシュサウンドの上で反骨精神をぶつける「DIRTY DIRTY」と、挫折や葛藤で下を向く人を後押しする「もしも」の2曲を収録。粗削りこそ正義、ソロパートの歌い回しがそのまま5人の生き様のよう。プロフィールページにある「ROCKとは何なのか。PUNKとは何なのか。」を追い求める5人のドキュメントに要注目だ。(栄谷)
uyuni
『’99 PEACHY』
jkt
アルバム
2020.12.23
ROMANTIC°
配信サイトはこちら
uyuni
『’99 PEACHY』
 作詞、作曲、編曲に至るまでセルフプロデュースで楽曲制作を行うクラウド発の新世代アーティスト・uyuni。オルタナティブなサウンドをベースに、HIPHOPやエレクトロニカなどの要素を取り入れたジャンルの壁を越えたサウンドメイキングと、唯一無二のボーカル、エモーショナルなリリックで独自の世界観を生み出し、SNSなどでも大きな反響を呼んでいる。そんな2021年大注目の彼女が待望の1stアルバム『’99 PEACHY』をリリース。セルフプロデュース楽曲を中心に構成された全13曲で、客演には人気ラッパーの堂村璃羽などの豪華メンツが参加。力強くて綺麗な歌声と、ラップのカッコよさ!最高です。最初から最後までクオリティがとても高く、聴けば聴くほどハマる作品です。(編集部:M)
Ado
「レディメイド」
jkt
配信シングル
2020.12.24
ユニバーサルミュージック / Virgin Music
配信サイトはこちら
Ado
「レディメイド」
 昨今、SNSなどでフォロワー数を急激に伸ばしているシンガー・Ado。圧倒的な歌唱力、表現力が話題となり、10月にリリースしたメジャーデビュー曲「うっせぇわ」はYouTubeで2000万再生を突破。Spotifyの日本バイラルTOP 50で1位を獲得、Apple MusicとSpotifyのソングTOP100に入るなど話題を呼んでいる。今年2作目のリリースとなる新曲「レディメイド」は、ボカロPのすりぃが手掛けており、うねるベースとブラスが絡み合うジャジーな楽曲。力強さと色気が溢れるボーカルは、「うっせぇわ」でのひりひりした感情を爆発させた歌声とはまた違う魅力を感じさせつつ、ファルセットやがなり声、全身で歌っているかのような表現力は、Adoの代名詞とも言え、今後の楽曲にも期待したくなる。(中川)
Siip
「Cuz I」
jkt
配信シングル
2020.12.24
UNIVERSAL MUSIC LLC / EMI Records
配信サイトはこちら
Siip
「Cuz I」
詳細不明。作詞作曲、アレンジ、ボーカル、演奏、プロデュースのすべてを自身で手がける、顔出ししない謎めいたシンガーソングクリエイター・Siip(シープ)が、12月24日AM0:00にDigital Single「Cuz I」で突如デビューした。ソウルフルかつ繊細さを感じる歌声にふわふわとした感覚を覚えつつ、清らかという表現が相応しいメロディ、そこにどのような感情があるのかさえも考えさせられる歌――。しかし歌っているのは、時代/今を生きる人々への問いかけのようにも感じる。最後の晩餐を想起させるMV然り、その存在感はまるで聖夜に舞い降りた天からの使いのようで、聴いていると心が浄化される気持ちになる。2020年という年の最後に届けられたこの曲、まず聴いて、素直な自分の感情に向き合ってみては。(中川)

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